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終末の七勇者(改)  作者: ヤミ
二章 第一次異世界大戦
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第二十六話 アナザー・ザ・ワールド

皆さんこんにちは。

ヤミです。

本日から二章が始まりました。

二章の初めとなる第二十六話はワールドの謎の能力により世界が光に包まれた後のお話となっています。

是非お楽しみください。

 ワールドが声を上げると世界が瞬く間に光に飲み込まれ、目を開くとそこは今までいた地下空間ではなく広々とした荒野だった。


「ここは、どこだ?」


 ゴリラがそう言うと


「オリジン達がいない。星影もいない。どこ行った?」


 ルベルが回りを見渡し探すが誰もいない。


「おや?こんな所に人がいるなんて珍しい。それに加えて怪我だらけ。旅の人かい?」


 荒野の中、馬に乗った男が声を掛けてきた。


「ああ、そんなところだ。それより、あんた。ここはどこなんだ?」


 神木が男に尋ねると男は


「ここはミセリア荒野。南東の地さ。」


「近くに町はないか?」


 続く神木の問いに男は


「ここを少し北に行ったところにフロンティアと言う国がある。ただ、そこに行くまでの道のりでモンスターがよく現れるから気を付けて行けよ。」


「そうか。ありがとう。」


 そして神木達は男と別れた。少しして近くで倒れていたセンとマサが目覚める。


「っ…。ここは?」


 センの声にクラウスは振り返り


「二人とも、大丈夫か?」


「あぁ。問題ねぇ。」


「左に同じく。」


 二人はそう答え、クラウスは少し安堵した表情を見せ、すぐに


「さっきの男の話だとここはアメリカじゃない。」


 神木が言うとゴリラも


「ああ。そしてワールドが最後にアナザー・ザ・ワールドと叫んでいた。もう一つの世界。つまりここは異世界ってことになるんだろうな。」


「ああ。ここは異世界だ。」


「お前、知ってたのか?ルベル。」


「ああ。ここは俺が生まれ育った世界だ。」


「何だと?どういうことだ?どうやって俺達がいた世界に来たんだ?」


 ゴリラがぐいぐい質問を叩き付けると


「俺は《世界政府》にお前達のいた世界へ連れていかれた。世界の敵となるオリジンを倒すためにと。」


「っ!つまり、《世界政府》は異世界へ行く手段があったって事か!」


「ああ。そうだ。そして、オリジン達もこの世界の生物だ。」


「は?あいつは宇宙から飛来した生物だと言う話だったろ!」


「俺達はまんまと《世界政府》にハメられたんだろう。お前が昔言っていた暁彦が《世界政府》に狙われた話。あれは暁彦に《プレデター》をやられたらまずいと思った《世界政府》の思惑だろう。つまりだ。俺達の真の敵は《プレデター》なんかじゃなく、《世界政府》だ。」


 ゴリラとルベルの会話はそこで途切れ、その場にいた皆も唖然としていた。


「とりあえずは星影とシエルを取り戻して、《プレデター》を潰すのが先決だ。《世界政府》はその後だ。いいな?」


 ルベルは全員にそう言い、さっきの男が言っていたフロンティアと言う国を目指し歩き始める。しばらく北へ向かって歩いていると、モンスター達が襲ってきた。


「敵襲!戦闘態勢に入れ!」


 ゴリラが声をあげる。


「こいつはサンドライナーだ。砂嵐を起こして身を潜めながら素早く攻撃してくる。注意しろ。」


 ルベルは全員にそう注意を促す。サンドライナーの群れは砂嵐を起こすと三体まとまってトーマス、リリィ、スティカへ突撃してくる。


「まずい!」


 トーマス達は逃げようとするが、サンドライナーは素早く、避けきれない。そこへ


「オラァ!」


「はっ!」


「っ!」


 ゴリラ、ナグリトバシ、神木がサンドライナーを弾き飛ばす。


「グォォォ!」


 サンドライナー達は吹き飛び倒れる。だがすぐに起き上がり次の攻撃態勢に入る。他にも砂嵐に潜んでいたサンドライナー達が現れる。数は十体程だ。すぐにルベルとクラウスはサンドライナーの群れへ突っ込んでいく。あとに続きゴリラ、ナグリトバシ、神木も続く。茜とスティカ、アリスは援護に回る。


「グォォォ!」


 サンドライナー達も突撃してくる。スティカはサンドライナーに銃弾を三発撃ち込む。続けて茜も銃弾を二発撃ち込む。一体怯ませる事が出来たが残りの九体はまるで止まる気配がない。クラウスは素早くサンドライナーの脇に入り連続で切り刻む。神木はサンドライナーを一刀両断する。ゴリラは二体のサンドライナーを殴り飛ばし、ナグリトバシはアッパーでサンドライナーを吹き飛ばす。ルベルは三体のサンドライナーを蹴り飛ばし、残りの一体をアリスが動きを封じ、トーマスとリリィで叩く。センとマサは問題ないと言ってたもののやはりダメージはあったようで戦闘には加わらなかった。


「ふぅ。終わったな。」


 ゴリラが一息つく。皆はそこで小休憩を挟んでからフロンティアへ向かった。しばらくして巨大な壁が見えてきた。


「あれがフロンティアか。」


 壁へ向かって歩いていくと、巨大な門があり、そこに門兵が立っていた。


「見ない顔だな?許可証を提示してもらおう。」


「許可証?そんなもん持ってないが。」


 ゴリラがそう言うと、門兵は


「何の用で来たんだ?」


 と問う。ゴリラが答えに戸惑っているとルベルが


「俺達は旅の者だ。」


「そうですか。では持ち物検査をさせていただきます。こちらへ。」


 門兵は門から少し離れたテントへ案内し、そこで持ち物検査が行われた。


「特に変な物はないな。よし、通っていいぞ。ようこそ、フロンティアへ。」


 門兵はゴリラたちを快く受け入れ、門の向こう側へと誘う。

皆さん、いかがだったでしょうか。

ワールドのの能力により異世界へと誘われた《暁》は、《世界政府》と《プレデター》の知られざる謎についても迫ることとなった。その中、近くの王国、フロンティアへと足を運ぶこととなり、ここから新たな旅路が幕を開ける。


次回第二十七話 ギルド

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