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終末の七勇者(改)  作者: ヤミ
一章 天地大戦
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第二十話 真実とカゲ

皆さんこんにちは。

本日は第二十話を投稿させていただきました。

壱と弐を倒した《暁》は先を目指す中、零に遭遇する。零は《プレデター》について語り始める。

《プレデター》とは一体なんなのか。

ぜひお楽しみください。

「私達プレデターの幹部は元々はあなた達と何ら変わらない人間なのです。その人間の中でもオリジン様の血に順応できる者達が生き残り、拾から壱の幹部へとなることが出来るのです。」


 それを聞きリリィは


「じゃあ。順応出来なかった人はどうなるの?」


「それはあなた達も良く知っている血人の源である《血石》になるのですよ。」


「つまり、今まで俺達が殺してきたのはオリジンの血に順応出来なかった人間だってことか?」


 ゴリラの発言に零は口角を上げ


「そうですよ。あなた達は世界を救う等と言いながら、人間を殺してきたのですよ!フフフ!」


「ふざけるな!」


 零の嘲笑に星影は怒鳴る。


「お前達が人をあんな化け物に変えて!そのせいで今までに多くの人が死んでいった!地上で暮らすことすら出来なくなったんだ!オリジンがそんな事をしなければ、悠都だって死なずに済んだんだ!ナグリトバシだって腕を失くすこともなかった!人殺しを平気で出来るお前達を俺は許さない!」


 その時、星影の瞳の色が不気味な黒紫色に輝き出し、体の半分が黒色に染まる。


「何だ!これは!」


 零が一歩後ろへ下がる。だが星影はその距離を詰めていき


「ブッ殺シテヤル!」


 星影の手が影から生み出される黒色の鉤爪に変化しそれで零を切り裂く。


「例え姿が変わったとしても私には勝てませんよ。」


「ウルセェナ!オ前ゴトキ雑魚ガ粋ガルナ!」


 星影は何度も零の体を切り裂き続ける。だが零は星影の方へ掌を向け


「リリー、ぐわっ!」


 零が先程星影達を吹き飛ばした技を使う直前、星影は影で腕を伸ばし、零の腹部に鋭く変化した爪で貫く。


「ダメージが入ったぞ!」


 その光景を見てセンが叫ぶ。ダメージを受けた零には隙が生まれた。ルベルはそれを見逃さなかった。零が怯んでいる所に猛スピードで突っ込み蹴りを入れる。


「ぐぬぅっ!」


 そこに星影も自分の腕を悪魔の様な大きな手に影で変化させ叩き潰す。


「がはっ!リリーッ!」


 技を発動しようとした零の頭部にルベルが踵落としを喰らわせる。


「っ!」


 零は頭に強い衝撃を当てられたことにより脳震盪を起こし気を失った。


「星影、ルベル、やったな。」


 そう声を掛けゴリラが二人に近寄っていくその時


「オラァ!」


 零に星影は拳を叩き込む。


「オラ!オラ!モウオ仕舞イカ?」


「おい!星影!もう止めろ!零は倒した!」


「黙レ!俺ニ気安ク話シ掛ケルナ!」


 その時ルベルが星影の首筋に噛みつき吸血する。


「イッ!」


 すると星影は気を失い倒れた。


「ルベル、何をした?」


「こいつは星影であっても星影じゃない。だからそいつの血を少し奪った。予想通りそいつの意識は失くなり、元の星影に戻った。」


「そうか。ヤス、星影をおぶってくれねぇか?」


「わかった。」


 ヤスは星影を背負う。そこでゴリラが


「お前ら、ようやく零まで倒した。これから俺達は《プレデター》の最高幹部とオリジンと戦うことになる。だが、その前にお前達に言っておく事がある。そしてある疑問の答えを一緒に考えてほしい。」


 と改まって話を始める。


「歩きながら話そう。」


 ルベルはそう言うと先へ歩き出す。


「ゴリラ、話しておくこととは何だ?」


 クラウスが問うとゴリラは


「暁彦の話だ。そして、星影にも関わる話だ。」


 一時の静寂が訪れ、ゴリラが話し始める。


「昔俺達は《整合騎士団》として暁彦と共に《プレデター》と戦ってきた。その中であることが何回か起きた。それは、先の戦いと参との戦いで星影に変化があった事と同じものだ。あれは《影》の能力であることに間違いない。だが、我を忘れたように暴れまわるあれは暁彦や星影の意識下で発動された能力ではない。」


 それに続けてルベルが


「そして俺が星影の黒く染まった部分の血を吸い取って分かったことなんだが、あれは人間の血じゃない。」


「ってことは、つまり暁彦さんや星影は人外って事か?」


 トーマスが驚いたように疑問を口にする。


「いいや、それはない。昔暁彦の血を吸った事があったが、あれは紛れもない人間の血であった。つまりは《影》の能力そのものに意識が宿っていると考えても良いだろう。」


「そこでだ。どうしたら星影の意識下であの能力を制御出来るか、みんなに意見を聞きたい。」


 ゴリラが全員にそう言うと


「こればかりは俺達にはどうにも出来ないんじゃないか?星影自身の問題だ。」


 ウメがそう言う。


「まあそれはそうだ。だが星影がどうにもできない場合、急に暴れ始め仲間に危害が及んだら元も子もないだろ。対策は考えておくべきだ。」


「それなら私が力になれるかもしれません。」


 そうアリスが答える。


「と、言うと?」


 ナグリトバシがアリスに問う。


「私は他者の精神に触れる事が出来ます。それを用いて星影の意識を戻し、主導権を《影》から星影に渡せれるかもしれません。ただ、確証はありませんが。」


「なるほどな。じゃあアリス、また星影が能力を発動させたならお前に任せるぞ。」


 ゴリラがそう言うとアリスは


「任せてください!」


 と敬礼をする。

皆さん、いかがだったでしょうか。

《プレデター》とはオリジンの血を取り込んだ人間であり、順応できなければただ命令に従うだけの血人になってしまう。

零の話に怒りに呑まれた星影は以前のように影に呑まれ、破壊衝動に駆られる。

そしてそれは暁彦にも同様に見られた《影》の影響だとゴリラ達は考えていた。

そしてここからプレデター戦は最終局面へ。


次回第二十一話 対面

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