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第17話 王女様驚きすぎなんですけど!?

自分の生きてきた現実にはありえない事態に「どんな仕掛けがあるのよ!」と肩を揺らすローザ。


「タネも仕掛けもありませーん」

「マジシャンは皆んなそう言うのよ!!」


「俺はやってない」と罪を認めない罪人に、自分がやったことを吐かせる警官みたいなセリフを言われた。


「ローザさんも食べますか?」


「食べてやっても良いわよ」


ローザの口元がテカってるのは涎が出ているからだろうか。


パク


「んっ!?しっかりした歯応えがあるのに、するすると肉が解けていく!このレベルの肉は、お祝い事の時ぐらいにしか食べないわよ!?」


「今日はお祝いですから」


「おかしいわ、王女ですら滅多にありつけない贅沢を、なんで孤児がしているのよ!私も孤児になろうかしら!?」


問題のありすぎる発言に、ローザの護衛がビクッと跳ねている。鎧で顔は見えないが、きっと青ざめているに違いない。


「孤児達はその分辛い思いをして生きて来ましたから。公平に幸せを分け与えているんです」


(なんなの?聖人なの?ユーアー女神?そうでしたわ!この方自称女神でしたわ!)

ローザは心の中で叫んだ。


「で、でも、この孤児達は貴女が来た時にしか食事にありつけないのでは?」


ローザの問いに、私はにこやかに返す。


「いえ、最低限の食事にすらありつけない人にだけに触れる食糧ボックスを設置しているのです。その中からは、非常食が出てくるのですよ。内容は本当に『非常食』と言った感じですけど」


(神ですか?しかも、他の飲食店に影響が出ない様に、生き延びる最低限のものしか出さないという配慮。国の経済のことまで考えていますわ!?ここまで徹底された女神っぷりを見せられては……結婚を否定することはできないですわ……)


孤児の子が言った。

「お姉ちゃんの提案してくれた『わたあめの販売』うまく言ってるよ!うさぎの形のわたあめが作れる様になって、結構好評なんだ!」


「自分で工夫して商売するなんて、お主やりおるな!」

私が孤児達と楽しく会話する中、ローザとその護衛達は首を傾げた。


「孤児に商売をさせているのですか?」

今度は護衛に質問された。


「えぇ!自立した生活をできる様にするのが大人の役目ですからね!」


この宝石の様なレーツェルの笑顔に、トドメを刺されたローザが言った。


「わかったわ。もうお兄様と結婚しなさい。いや、もはや結婚してください」


ローザの態度の変わりっぷりを不思議に思ったレーツェルだったが、孤児達の「えー!?結婚するのー?」と言う言葉で我に返る。


「そうなんです!私、オランシェと結婚する事になりましたー!」


『ええええええええ!?』


一番大きい声を上げたのは、孤児院の先生の方だった。

「結婚されるのですか!?おめでとうございます!」


「気が早いですよ!無事に結婚出来たら祝ってください!」


「無事にってなんですか?悪の組織とかに襲われないでくださいね(笑)」


「そんな事もう起こりませんよー(笑)」



次の日、結婚式のリハーサルが行われた。


「凄い。結婚式の裏側って感じだ」

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