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マーダープラン  作者: せいぎ
0日目 ゲームとはフェアでなくてはならない。
3/21

誓約書とアンケート



 誓約書


 1.この世界で得た情報を、第三者に口外する事を禁止します

 2.この世界で得た情報を、完全に共有出来る物以外に口外する事を推奨しません

 3.この世界で生存した者は、記憶の保有を選択出来ます

 4.この世界で死亡、追放された者は、記憶の保有を選択出来ません

 5.この世界で死亡した者は、〝大切なもの〟を失う可能性があります


 以上、5点を承諾します。



 

 ゲームの誓約書……口外する事を禁止するのは理解出来る。ネタバレ防止なのだろう。

 でも、推奨しないってのはどうゆう意味なのだろうか。

 いやそれよりなによりも〝大切なもの〟とは一体何を指すのだろうか。

 ここが特に他とは決定的に違う。しかし、この世界はあくまでも仮想世界。失う物などあるはずが無いのだが。


 困っている僕を見透かしているであろう彼女から、全員集合の後に改めて詳しく説明する旨を伝えられ、ひとまずサインをする事にした。


 もう1つ渡されたのはアンケート、こちらは正直これといった内容ではなかった。1問目に関しては。

 『ゲーム内でどちらを希望するか』

 といったものだったけども、2問目に至っては。

 『好きな色はなんですか』

 など拍子抜けするものだった。心理テストかなにかだったのだろうか。

 ただ一つ誓約書と違う点は、アンケートは5枚綴になっており、1枚に1問ずつ記載されていた事だった。


 「ご記入ありがとうございます。それでは瀬戸様、そちらの扉をお開け下さい。廊下に出ますので更に1つ目の扉の部屋の食堂で、皆さんお揃いになられるまでお待ち下さいませ」


 彼女の右手が示す方、僕の左後ろ側の扉に向かって進んで行く。その前に、お礼を言ってない事を思い出し一言お礼を伝えてから扉に向かった。

 廊下に出て、1つ目の扉を開く……騒がしい声が聞こえてきた。



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