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マーダープラン  作者: せいぎ
1日目 ゲームとは楽しまなくてはならない。
21/21

取り残された5人




 まず二階堂くんが立ち上がり、それを引き留める様にしてキキちゃんミミちゃんも食堂を後にして行った。

 次に先程の件が居た堪れなくなったのだろうか林原さん、それを追いかける様に望月さんも出て行った。


 それからも続々と退室していき、気が付くと残っているのは、僕と善之に早川さんと青柳さん、後は落ち込んだまま机に伏せている志村くん。


 元より盛り上がっていた訳ではなかった食堂が、人数が減った事により静けさが増した様な気がした。

 そこに志村くんの構ってオーラが拍車を掛けてなんとも言えない空気になっている。


 せっかくの片思い早川さんと話す機会がありそうな状況だが、どちらかとゆうとこれは逃げ損ねた気がする。




 そんな空気を感じてだろう、出来る男善之が場を和ませようと、話を振ってきてくれている。

 なのだが志村くんが視界に入って、僕は空返事をしてしまっている。

 早川さんは、志村くんを気にかけつつも器用に両方をこなしている。

 青柳さんは、いつもと変わらず淡々としている。



 善之は彼が居る空間で、彼に関係の無いたわいのない話を広げているが、一体どのタイミングで構ってオーラに触れていくのだろう。

 ちらちらと志村くんの様子を伺いながらも、善之に目配せしていると志村くんが急にガバッっと起き上がり、そのタイミングで自分と目が合い、唐突に問いかけられた。


「なぁ瀬戸、俺ってやっぱ余計だったのかな? いつもこうなんだよ」


 なんとも嫌なタイミングで目が合ってしまった。

 さて、どう返したものか……出来る事なら思った通り伝えたいし、それが彼の為にもなると思うのだが、死人に鞭打ってこれ以上めんどくさくなるのも勘弁してほしい。


 言い淀む僕に、見兼ねた善之が助け舟を出してくれた。


「仮に間違ってたとしても、みんなの為に解決策を提案したんだから、志村くんはそれでいいんだと思うよ。少なくとも僕は志村くんにこれからもそういて欲しい」

 

 肯定されるとは予想外だったのか、善之からのアドバイスに志村くんの表情は見る見る明るくなっていった。


 そんな志村くんを見計らって、続いて僕からは、その前の椅子の件をようやっと咎める事が出来たのだが、これからも気にせず頑張るなどと本人は意気込んでおり、こっちの話など聞いちゃいない。


 いや確か元々は、僕に尋ねてきたはずなのだが。こうゆうところだよなと一人で納得した。





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