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ひとりぼっちの神様と英雄(ヒーロー)と少女  作者: 逢坂エン
英雄(ヒーロー)の最期
1/3

プロローグ 正義の英雄(ヒーロー)

はじめまして、逢坂と申します。

この度はご覧いただきありがとうございます。

初めての執筆です。

子供の頃に憧れた正義のヒーローをテーマに書いて行きたいと思っています。


ヒーローがファンタジー世界に飛ばされるそんな世界を


どうか、暖かく見守って頂ければ幸いです。


プロローグ1「正義の英雄(ヒーロー)


悪の城、城内にある魔王の間、その大広間は激しい戦闘により瓦礫に埋もれ天井は半分崩れ落ち空に浮かぶ暗雲が肉眼で視認できる状態であった。

広間の奥には傷ついた男とそれを介抱する少女、白衣を着た老人が、そして彼らの瞳は大広間の中央に向けられ、その視線の先には二人の戦士の姿が映し出されている。


一人はボロボロのパワードスーツを着た男。

その手には光輝く剣が握られ、天に向かい高々く振り上げられている。刀身は1メートル程の剣だがその刀身から放たれている光は城の天井を突き抜け空高く立ち込める暗黙をも貫いている。


そして、もう一人。

パワードスーツを着た男の向かい側には同じくボロボロになった禍々しい黒甲冑を身に付けた大男が跪き光輝く剣を睨み付けている。


双方のスーツと甲冑の痛々しいダメージからここに至るまでに激しい戦闘が行われていた事がわかる。

黒甲冑の大男の大剣は砕け、最早、成すすべ無しといった状態であったがお互いの気迫は今尚、オーラとなりぶつかり合い空気を振動させる。

そして、ぶつかり合った二人のオーラが両者の間で弾けると同時に


「正義と勇気と希望の力を今ここにいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」


パワードスーツの男が全ての力を振り絞り光輝く剣で禍々しい黒甲冑の大男を頭上から一閃した。

雄々しい叫びと共に振り下ろされた光の剣により黒甲冑の大男は頭上から真っ二つに両断される


「ぐああああああああああこのワタシがなぜ、なぜ、貴様などにいいいいいい」


慟哭と共に大男は光に浄化されるように消滅していく、パワードスーツの男は消えていく黒甲冑の大男に向かい叫ぶ


「それは、この世に正義がある限り悪は絶対に栄えないからだ!」


そして、大男の消滅と共にパワードスーツの男は膝から崩れ落ちた。


このパワードスーツを着た男の名は火鳥勇一(かとりゆういち)。科学と宇宙の力が生み出したスーツ(ブレイブ)を身にまとい戦う正義の変身ヒーローである。

そして先の戦闘はこの世界を征服しようと企む悪の根源オオボスとの最終決戦であり、今まさに平和を取り戻した瞬間なのであった。


瓦礫の奥で傷付いた男の手当てを終えた黒髪の少女は倒れる火鳥へ真っ先に駆け寄ると火鳥の上半身を優しく抱き抱え、泣きながら「死なないで」と語りかける。


瓦礫の奥で手当てを終えた男も身体を引きずりながら火鳥に向かい叫ぶ「火鳥!お前のお陰で平和を取り戻したんだ!ちゃんと生きて街まで帰るんだよ!」


白衣を着た老人は「死なせはせん!死なせはせんぞ!きっと助けてやるからな!」必死に治療を施そうとしている。


そんな仲間達の声を聴きながら火鳥はゆっくり目を閉じていく。「そうか、俺の役目は終わったんだな……この世界に平和が訪れる」そう言い残し安心しきった顔で安らかに、火鳥は少女の膝の上で眠りについた。






プロローグです。

異世界の魔法などと違ってヒーロー特有のよく分からないけど凄いビームや技や勇気で補える何かの戦いを意識してます。

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