27/27
report.『 』
「ふう……」
レポートを書き終え、男性は溜息をついた。
机に置いてあるカップ──紅茶を飲んで、手に持っていたペンを置く。
「なんとか、書き終わったな……」
枚数にして約25枚ほどだ。自分にしても、よくこんなに出来たなと自画自賛したいレベルだ。
これを一週間で書き上げろと言うのだから、この仕事もだいぶブラックだ。
「ああ、それと……名前も書き加えないと不味いな。くそ、なんで自分の名前なんて書かなきゃいけないんだ……」
ぶつぶつ文句を言いながらも、近くにあったペンを引ったくり、乱暴に書き殴る。
──『アステロイ・アレクシア』。




