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やぶるから
薄闇の殻を破って手を伸ばす
外の世界は白く光に満ちて
眩しくて眩しくて
痛い
光が痛くて泣き喚くことしかできない
それでも
差し伸べられる手
光を遮る優しい影
包んでくれる手は優しく熱い
外の世界はまぶしくて熱くて
殻を破ったばかりのこの身に優しくない
殻に戻りたくとも
一度破った場所に戻ることはできず
ただ惑う
世界は眩しく痛く熱い
それでも差し伸べられる手は確かにあって
ひとりじゃない
ああ
いつか
次の殻を破る痛みに備えられる?
薄闇の殻を破って手を伸ばす
外の世界は白く光に満ちて
眩しくて眩しくて
痛い
光が痛くて泣き喚くことしかできない
それでも
差し伸べられる手
光を遮る優しい影
包んでくれる手は優しく熱い
外の世界はまぶしくて熱くて
殻を破ったばかりのこの身に優しくない
殻に戻りたくとも
一度破った場所に戻ることはできず
ただ惑う
世界は眩しく痛く熱い
それでも差し伸べられる手は確かにあって
ひとりじゃない
ああ
いつか
次の殻を破る痛みに備えられる?
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