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進むこと
すべてを嘲笑うように弧を描く
ああ
空が嗤う
すべての足掻きが無駄だと言うように
手を伸ばしても世界は遠く届かない
だからといって諦める事ができない
悪足掻きかもしれない
でも足掻きたい
足掻くことをやめることはできない
届かない手に入らない
それで求めることを止められる?
もしかしたらあと一歩で手が届くかもしれない
ここで挫けなければ道が開かれるかもしれない
下を向かない
上を向こう
空で君が笑う
雲に包まれて真珠のように輝きすべての道を指し示す灯火のように
空で月がいつまでも見守ってくれる
君が笑ってくれる限り
きっと
大丈夫だから




