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翼を広げて  作者: とにあ
自由にまばらに
58/400

ぐるぐると唸る音に耳を傾けつつ縁に手をかける



ポロリと簡単に崩れ落ちてくる砂屑が目に入って痛みが走る



それでも


縁に手を伸ばしつかまって脱出しようとあがく


そんな




君を見上げる





無駄なのに



救いなんてないんだ




君が歓声をあげる


見上げても


君の姿は視界になく


意味もなく




裏切られたと思った



下を向いて唇を噛む


上から君の嬉しげな声が響く



悔しい妬ましい



なぜ君は行ってしまうのか


置いていかれたことを憎んで妬む



君の声が聞こえた



見上げると










君の笑顔と差し出される手



一緒に


登っていれば


君を信じていれば



今ここで君に呼びかければ



よかったんだろうか?



黒い影


君の後ろにある影が




君を光る物で貫いた



視界が赤と黒に染まる




ぐるぐると満足そうな音が上から聞こえる


君は笑って上へと手を伸ばす


片手は僕の手を握って



動かなくなるその瞬間まで

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