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翼を広げて  作者: とにあ
自由にまばらに
55/400

わがこ

意気揚々とお前は戦装束を身にまとう


私はそれをただ見守る


自分で間違うことなく身につけれるようになったお前は得意げに私に見せる


はじめは

順番すらわからなかったことを思えば得意なのだろう


戦装束を身につける


勇ましい装い



見ろとばかりに得意げなお前

私は鼻で笑う

時間がかかりすぎだった




感情的になって場を離れるお前を見送る

アレは戦装束なのだ




正しく着れる事が悪いとは言えない

身を守るためならば

儀礼のためならば





戦いに


いくさへと


他人ひとを殺める準備をするお前を



どうして素晴らしいと褒めれるというのか






私は




かつての私の戦装束に身を包む





お前の姿が悲しい




戦にむかう

命を奪う業をお前が継ぐのは褒めることなどできないのだ

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