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朝の金魚鉢
冷たい夜の明ける朝
すべて包みこみ
焼き尽くさんばかりの朝
澄んだ朝の光に
冷たく濡れた夜は蒸発してゆく
僕の体はまだ重く
抜き出した内臓は金魚鉢
空っぽの僕は窓を開ける
陽射しはじぐじぐ僕を苛む
陽射しはじぐじぐ僕を包む
冷たく冷えた僕を熱する
朝の光は
僕に生きろと熱する
光は暖かく熱く
どこまでも容赦なく
僕を包む
からりと上がる熱の中
僕は蜃気楼の今日を歩く
脱け殻な僕は金魚鉢を見つめる
真実に
夜はまだあけない
僕はまだ重い枷を見つめてる
冷たい夜の明ける朝
すべて包みこみ
焼き尽くさんばかりの朝
澄んだ朝の光に
冷たく濡れた夜は蒸発してゆく
僕の体はまだ重く
抜き出した内臓は金魚鉢
空っぽの僕は窓を開ける
陽射しはじぐじぐ僕を苛む
陽射しはじぐじぐ僕を包む
冷たく冷えた僕を熱する
朝の光は
僕に生きろと熱する
光は暖かく熱く
どこまでも容赦なく
僕を包む
からりと上がる熱の中
僕は蜃気楼の今日を歩く
脱け殻な僕は金魚鉢を見つめる
真実に
夜はまだあけない
僕はまだ重い枷を見つめてる
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