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白い森の梟
本に触れてめくる
知識を得るには
実際に体験する以外の良い手段
知識を得て実行し
実体験を経て理解
深い森の内側で
真白い本をめくる
生きることに怠惰で
すぐにページの終わる本もある
人生を本に例えれば
生まれ落ちた魂は
新品の本
生まれ変わりを繰り返し
本は厚みを増していく
同じ言葉を繰り返す
同じ時の本でも
本によって内容が変わる
受け取り方の差異
それは個性
カチリと錠のおりた本を開く
深い森の内側で
今日も増えていく本をめくる
静寂の白い森の内側で
梟
知識
白
