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翼を広げて  作者: とにあ
自由にまばらに
351/400

凍夜

ひんやりと冬の空気は冷たく


心凍てつく


ひたり凍えてゆく指先の痛みが生きてることを気付かせる



生きてるの



凍てつく心はほんの少しの熱でじくりと溶ける


少ない日差し

少ない熱


手の冷たさが熱に気付かせる


心をいらないというの


傷つきたくないエゴ


星は済んだ空気にこそ映えて



白い吐息に肺が痛んでも


命の熱は意地汚く生を望む




この世界はどこまでも醜く美しい




道は幾重にも分かれた茨道




心凍てつかせ自身を守る













  




凍てついたままではいられない









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