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帰りみち
ちろちろと虫の声が草むらからきこえる
ひと雨ごとに夏がとけていく
狂おしいほどの灼熱の夏
残滓は僅かに残る日焼けとそばかす
あれほどに燃え盛る熱は落ちたのか
終わってしまえばどこかもの寂しい秋の声
ちろちろと虫の歌
かき鳴らす声は人の耳にはささやかで
それでも届く歌声
その小さな身体を精一杯に響かせる
命の熱はどこにもある
今は君らの季節
ちろちろとりーりーと
小さな鈴のような声をあげ
いつだってあなたを求めているのでしょう
ちろちろと虫の声が草むらからきこえる
ひと雨ごとに夏がとけていく
狂おしいほどの灼熱の夏
残滓は僅かに残る日焼けとそばかす
あれほどに燃え盛る熱は落ちたのか
終わってしまえばどこかもの寂しい秋の声
ちろちろと虫の歌
かき鳴らす声は人の耳にはささやかで
それでも届く歌声
その小さな身体を精一杯に響かせる
命の熱はどこにもある
今は君らの季節
ちろちろとりーりーと
小さな鈴のような声をあげ
いつだってあなたを求めているのでしょう
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