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翼を広げて  作者: とにあ
自由にまばらに
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帰りみち

ちろちろと虫の声が草むらからきこえる

ひと雨ごとに夏がとけていく


狂おしいほどの灼熱の夏


残滓は僅かに残る日焼けとそばかす

あれほどに燃え盛る熱は落ちたのか


終わってしまえばどこかもの寂しい秋の声


ちろちろと虫の歌


かき鳴らす声は人の耳にはささやかで


それでも届く歌声


その小さな身体を精一杯に響かせる


命の熱はどこにもある



今は君らの季節


ちろちろとりーりーと

小さな鈴のような声をあげ


いつだってあなたを求めているのでしょう



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