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秋の雨
月影踊る秋の雨
猛る熱が焦れて残る
まだヌルい情熱
それは夏への未練
手を伸ばす光は淡く
虫の音にからり絡まれ消えていく
刺す雨は天から落ちる断罪の針か?
刺し貫かれて足元は朱に染まった。
天の茜
地平揺らぐ白靄
熱は行きつ戻りつ
じわりと冷えていく
小鳥が歌う
森で山で公園で
虫が鳴く
澤で丘で水田で
実りを見逃してはなるまいぞ
最後の時を謳歌せよ
ひろひろ舞う秋の風
栞が一枚
誰もいないベンチにぴらんと落ちる
私の心もひとつ
ぽつんと落ちた
月影踊る秋の雨
猛る熱が焦れて残る
まだヌルい情熱
それは夏への未練
手を伸ばす光は淡く
虫の音にからり絡まれ消えていく
刺す雨は天から落ちる断罪の針か?
刺し貫かれて足元は朱に染まった。
天の茜
地平揺らぐ白靄
熱は行きつ戻りつ
じわりと冷えていく
小鳥が歌う
森で山で公園で
虫が鳴く
澤で丘で水田で
実りを見逃してはなるまいぞ
最後の時を謳歌せよ
ひろひろ舞う秋の風
栞が一枚
誰もいないベンチにぴらんと落ちる
私の心もひとつ
ぽつんと落ちた
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