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翼を広げて  作者: とにあ
自由にまばらに
324/400

秋の雨

月影踊る秋の雨

猛る熱が焦れて残る


まだヌルい情熱

それは夏への未練


手を伸ばす光は淡く

虫の音にからり絡まれ消えていく


刺す雨は天から落ちる断罪の針か?

刺し貫かれて足元は朱に染まった。



天の茜

地平揺らぐ白靄



熱は行きつ戻りつ

じわりと冷えていく




小鳥が歌う

森で山で公園で


虫が鳴く

澤で丘で水田で



実りを見逃してはなるまいぞ

最後の時を謳歌せよ



ひろひろ舞う秋の風

栞が一枚



誰もいないベンチにぴらんと落ちる

私の心もひとつ









ぽつんと落ちた






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