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し
死を刻む夏の日差し
白い世界で微睡み眠る
白い蝶が幻を泳ぐ
静かなる灼熱
褥に転がり天の熱を思う
しわくちゃのシーツは緋色
死を刻む夏の日差し
萎みゆく緑
紙魚が這いずる
白々とアスファルトを焦がす
しとしとと雨が落ちる
シロツメクサが干からびて
白い世界
灼熱がすべてを覆う
焦土のような錯覚
しんと世界は静寂
しんと暑く凍える
焦燥はどこからか忍び寄る
死を刻む夏の微睡み
しんと世界が凍る
忍び寄るは命の熱
詩を刻む夏の日差し
史を刻む人の心
白い世界
死を刻む夏の日差し
白い世界で微睡み眠る
白い蝶が幻を泳ぐ
静かなる灼熱
褥に転がり天の熱を思う
しわくちゃのシーツは緋色
死を刻む夏の日差し
萎みゆく緑
紙魚が這いずる
白々とアスファルトを焦がす
しとしとと雨が落ちる
シロツメクサが干からびて
白い世界
灼熱がすべてを覆う
焦土のような錯覚
しんと世界は静寂
しんと暑く凍える
焦燥はどこからか忍び寄る
死を刻む夏の微睡み
しんと世界が凍る
忍び寄るは命の熱
詩を刻む夏の日差し
史を刻む人の心
白い世界
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