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壁ごしに
白い朝日。
このまま動けなくなればいいと思った昔。
生温く体温の残る床。
ガラスの壁から降り注ぐあたたかな太陽の光。
動かない。動けない。
体は重くこわばっている。
わかってる。
これは夢。
今は、自由に動いていいんだ。
でもね……
それが
どこまでもこわいんだよ。
のぞむのぞむ望む。
あの降り注ぐ光。
自身を焼き尽くし命を燃やす光。
光に焼かれ終わりの刻まで
なにも思考せず
なにも感じず
なにも知ることなく
眠っていられればいいのに
白い朝日。
このまま動けなくなればいいと思った昔。
生温く体温の残る床。
ガラスの壁から降り注ぐあたたかな太陽の光。
動かない。動けない。
体は重くこわばっている。
わかってる。
これは夢。
今は、自由に動いていいんだ。
でもね……
それが
どこまでもこわいんだよ。
のぞむのぞむ望む。
あの降り注ぐ光。
自身を焼き尽くし命を燃やす光。
光に焼かれ終わりの刻まで
なにも思考せず
なにも感じず
なにも知ることなく
眠っていられればいいのに
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