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翼を広げて  作者: とにあ
自由にまばらに
209/400

みち

みちを歩く


暗がりのみちを一人で


それでも孤独なんか知らなかった


だって夢をただ追いかけてたから



みちを歩く



朝焼けのみちを


夜が白に追いやられていく


目覚めこそが孤独へのみちだった


それでも夢を追い続けていたかった



空が青く染まる


雲ひとつない晴天


手と足を伸ばして


空を仰ぐ


夢を仰ぐ


手を伸ばす

手を差し伸べてくれる誰かの手が嬉しかった


青い空は眩しすぎて体が乾くんだ


あるいてきて足が疲れちゃったんだ


振り返れば


未知が道にかわる



200文字!

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