人生行路7
束縛のキス
「どうして、この体勢、なのかね?」
「不具合の多い破損をしているからだろう? 大人しくしたまえ。怪我をするぞ?」
「仕方ないだろうな」
「うむ。契約通り私が君の顔を見るような真似はしない。大人しく、伏せているがいい」
作業台の上でうつぶせる男の腰を押さえ、着ぐるみのパーツを切り裂いていく工具を操る女の手。
開放感に温度差に確かに脈動する鍛えられた肉体。
その背を撫で、てのひらを腰にあてる。
「ん」
「ん? くすぐったいか? 気にせず、眠るといい」
「いや、流石に眠れないんだけど?」
「それは私が信用できない、ということかね?」
「い、いや、信じてるとも」
「なら、大人しくなすがままになっていればいい。通常手段で脱げぬ破損だ。動かないように」
「製作者に申し訳ないね」
「……。伝えておこう」
ゆっくりと接合部を切り取り、広げ引き剥がす。揺れた部分が肌を傷つけることがないように慎重に。
「頼むよ。感謝と謝罪を」
室内は冷たい人工の灯りのもと、こぼれる男の言葉。
「ああ、ちゃんと伝えよう」
静かにその腰に落とされた感触。
「くすぐったい」
「髪だろう? あまり動くな。破損部が肌を傷つけるぞ?」
6時間以内に3RTされたら女探偵に着ぐるみ男が厳かに腰に束縛のキスをされるところを描き(書き)ます
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