夜の心
自サイトでだしてたモノ
夜の心
望んでいない 死ぬことより生きること
要らない 希望なんて 信じられない
何が信じられる?
信じたら傷つかない?
傷つくの 嫌 要らない 何も
望むもの 生きながら死んでいる時間
躯が生きていても心がともわない灰色の時間
押し殺す 総て
記憶 楽しいこと 嫌なこと 嬉しいこと 悲しいこと
昨日のこと さっきのこと 夢のこと 心で揺れ動く自分の気持ちのこと
押し殺す 総て必要ではないもの
いつからそれが普通になった
感情が狂う 答えがない それが普通
疑問はもっちゃいけない 答えはないのだから
何もない それが一番幸福な状況
何も望まない
わざと押し殺さなくても総ての心の言葉は自然に壊れる
そんなもの
望んでなどいない 死ぬことより生きることなんて
望んでいない 意味のなさない涙なんて
押し殺す それが普通になった時
解らなくなる自分が何を望んでいるのかさえ
理解しているただひとつの望み
心の安定
信じなければいい
信じなければ心の安定は乱されることなどないだろうから
望まなければいい
望みさえしなければきっと平穏だろうから
求めなければいい
求めることは望むこと 嫌なこと不要なこと きっと
求めてはいけない
信じてはいけない 望んではいけない 期待してはいけない
何を望む? 何を求める? 何を信じる? 何に期待する?
何も望まず、何も求めず、何を信じるでもなく、期待もしない
灰色の時間 傷つくことはない時間
何も思わない 何も考えない
思うこと 考えること
いつの間にか捨てていたもの
別に希望なんかない きっと
別に怖くない 何が?
別に求めていない 何を?
信じない 誰の何を?
解らない
求めない意味のなさないもの
欲しいのは安定 心を支える糸
斬ろうとする闇のナイフ
糸 細い糸
止めようとしてもナイフはずっとそこにある
今にも糸に触れそうなそんな位置に
心を支える糸
黒い闇のナイフ
拒絶することも糸を断ち切ることも望んではいない
じわじわと沈む暗い想いの中に
信じちゃいけない 傷つくだけだから
望むのは愚かなことなのだから




