不敗の勝負師
診断メーカーお題
君の声はいつも電子ノイズ越し。
俺の役割はいつだって勝負に大負けすること。
たまにやばい大勝をしつつ最終プラスマイナスゼロで終わらせる。資金は借りない。
そう俺の役割は「最弱の勝負師」として、引き際よく人の視線を集めること。
君の声が負ける勝負を盛り上げるための一手を知らせてくる。
俺への指示を出しながら君はきっと望みをかなえてる。
君と組んだこと、それが俺の人生最大の勝負。
「成功だよ。おもいっきり大敗して帰ってきて」
薄汚れた路地裏でうずくまった野良猫のようなお前を拾った。
一年かけて馴れさせてふと気がついたお前の回転の良さと発想。
会話が通じないのはお前が先を見すぎるからだった。
『大敗してこい』
これは好きにかけて構わないという言葉。
お前から君、いつしか言葉もよくする努力をしてる。
人生はいつだって大博打。
他人は俺を『最弱の勝負師』と呼ぶ。
だけど、俺は人生という大博打で愛娘を勝ち得た。
いつか巣立つお前。
今はまだ他人をおそれて巣の奥にいる俺の愛娘。
この時間を持てた俺は誰がなんと言おうが勝負の勝者。
勝利の女神の声が俺に囁く「おとーさん、はやくかえってきて」と。
ねーとにあ、対人恐怖症の天才と最弱と嘲られている勝負師、二人にとって幸せな結末の話書いてー。
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