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涙の沈む果て
ずぶずぶと沈んでいく。
昏い暗い底の果て。
幸も不幸も表裏一体。
僕の存在はない。
不良品な僕は不用品だった。
川に流されるのはいつだっていらない子。
助けてくれるものはいる?
沈む沈む。
恨みを知るコトもなく、
生まれた僕は自分の不出来を嘆く。
流れる川は涙だろうか?
それが沈む場所に僕は沈む。
幾つもの後続が僕の後ろから流れてくる。
引き上げられることもあったけど、そんなのはちょっぴり。
泣かないで。
暗い昏いあおの底の果て。
僕は憎悪を覚える。
昏い暗い静寂の底で、
僕は望むコトを覚える。
同じとこにおいでよ。
僕のコトなんか
永遠に知らんぷりしてて。
見えなければないんでしょ?
気がつかなきゃいいんでしょ?
生まれたコトすら間違いで、
僕がもらえるのは、
永遠の知らんぷり。
ねぇ恨んでいいですか?
ねぇ。
愛していいですか?
青の蒼のあおの底の果て。
僕は沈む沈む憎悪と欲望に。
ねぇ。
愛していてもいいですか?
とにあへのお題は〔永遠の知らんぷり〕です。
〔二人称(君、あなた等)の使用禁止〕かつ〔「青」の描写必須〕で書いてみましょう。
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