「深夜のレストラン」
誰もいないはずの店内。
例外は椅子に座った男。
照明の落ちた店内は椅子とテーブルのシルエット。
「腹減った。早く出せ」
男はダルダルと調理場に向けて声を飛ばす。
調理場からは物音と舌打ち。
時間が過ぎ漂ってくる匂い。
テーブルに突っ伏すようにだれた男は匂いに反応してつばを飲む。
「まだかぁ~」
「ほら、邪魔だから身体を起こせ」
オムレツと温野菜。
「足りなさそうだな」
「食ってから言え」
軽いやり取り。
小さな照明にスイッチを入れて料理人は席をはずす。
「おい?」
「もう一品あるんだよ。食ってろ」
戻ってきた料理人が置くのはグラスと果実酒のボトル。それとパンの籠。
「なぁ」
「あん?」
「旨いか?」
「ん、何時も通りな」
「そうか」
他愛ないいつもの会話。
申し訳程度のオレンジ色の照明。
閉店後の深夜のレストラン。
週に一度は必ず来るこの男の空腹を満たす。
二人のいつもの時間。
「たまねぎ嫌いなんだが?」
「食え」
とにあさんは、「深夜のレストラン」で登場人物が「なぐさめる」、「オレンジ」という単語を使ったお話を考えて下さい。 #rendai http://shindanmaker.com/28927
ちゃんとなぐさめたから。単語はでてないけどいいよね?




