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《番外編》クリスマス

あの時僕は…

「九十九!」


「竜真、待ってたぜ。」


クリスマスイブイブイブ、12月22日と言えば明日は祭日。

九十九忠昭の名幹事と三島竜真の女ホイホイは合コン王の名を好きにしている2人にとって、この日はクリスマス前の最終入れ食い日である。


「今日のお相手は一部上場企業の秘書のお姉様だ。」


俺、上出来!と九十九が誇らしげに笑えば、竜真は演出を考える。


「可愛い系か俺様か…どっちがウケるかなぁ。本当に九十九の人脈スゲー。」


「ふふふ、OLさんからナースにお医者さん、女子高生まで幅広く人脈を広げておりますよぉ〜」


九十九が携帯を揺らせば、竜真は九十九と肩を組んだ。


「流石、俺の相棒ぉ」


「もっと誉め讃えろぉ」





「うわぁ〜久しぶりな夢見た…僕ばっかだぁ〜」


竜真は苦笑しながら起き上がった。

向こうにいる時に最後に一緒に居た友人。

九十九と遊びまくっていた生暖かい過去が懐かしい。


「リウマ、楽しい夢でも見ていたのか?」


「師匠、…おはようございます。からかう気満々そうなので言いたくないです。」


「なんだよ、言えよ。」


ヨルが喜色満面、嬉々としているのを引き気味で竜真は見ている。

「言いませんてば。」

「言え」

「言わない」

「言え」

「言わない」

「言え」

「言わない」

「言え」

「言わない」




「しつこいぞ!おっさん!」


「誰がおっさんだ!お兄様と言いなさい!お兄様と!」


バタバタと竜真が逃げ、ヨルがニタニタと追い掛ける。

2人が通った後には魔物の屍が転がっていたのだった。


さぁ言いましょう!



竜真さんサイテー!





爛れた学生さんだったみたいです。

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