☆4話 気持ちの変化☆理沙side
変に長いかもです。
※急展開注意!
―――日曜日。
昨日速効で決めた待ち合わせの公園。
なんとなく15分まえについた私は公園のベンチに座ってぼんやりとしていた。
斎藤…まだかなぁ??
っていうか私なんでこんなにはやくきてるんだろう?
なんだかオシャレもしてきちゃったし…
今日の服装はピンクのブラウスに白のパーカー。
下は淡い桃色の短めなスカート。
…いや、オシャレとはいえないかも(汗
なんで私が好きでもない斎藤と遊びに行くのにこんなに緊張しているのかというと…
私…実は男の子と遊びに行くの初めてだったりするんだ…
向こうはそりゃぁ女の子と遊びに行くなんていっぱいあることだろうけど!
私は違うんだよ!
う〜!!
変に緊張する〜!!
「おっ!立川!早いなぁ!」
ちょうど待ち合わせの時間5分前に斎藤が到着した。
遅いよっ!…って言いたいことだけど…
一応5分前なんだよね…
「今ついたばっかだよ?じゃ、いこっか。」
ベンチを立って映画館の方向へ足を進めた。
緊張しているせいか早足になってしまう。
も〜!
ホントなんで私ったら緊張してるんだろ…??
斎藤は私の速さに合わせながら隣に並んできた。
「立川私服めっちゃ可愛いなぁ!」
「えっ!?」
思わず頬が火照りそうになった。
な、なんでそんなことサラっと言えるの!?
さすが…こういうの慣れてる人は違うな…
けど、
一応結構悩んで決めたんだっ。
ちょっと…うれしいかも♪
「ありがとっ!斎藤もかっこいいよ!」
言ってから口をおさえた。
な、何言ってるのよ!?私!
ご機嫌になって余計なこと言っちゃった!
「ち、違う!今のウソっ!」
慌てて訂正するも時すでに遅し。
斎藤はにやにやしながら私を見てくる。
「おお?もしかしてオレの私服で惚れてもうたか??」
「そ、そんなわけないでしょ!!」
変にてんぱってしまう。
…だけど、
さすがにモテるだけあって私服姿もかっこいい…
まさになんでも似合うって感じ…
あ゛〜!!
もぅ!変に意識しちゃうよ!
ここは普通の話に切り替えないと!
そんなこんなで四苦八苦しているうちに映画館についた。
「そういえば今日はおまえが好きな映画を見るんやったな??」
「うんっ!」
そうそう!
実はもうすぐ上映終わっちゃうんだよね〜!!
一番早いので何時からのがあるかなぁ〜??
わくわくしながら映画の上映時間の予定を見た。
えっと…
………あっ!見つけた!
上映時間はっと…
「って!えぇ!?」
驚きが思わず声に出てしまった。
「どないしたんや??」
斎藤が私の隣から覗き込んでくる。
「最悪っ!最悪なのっ!」
「だから何が??」
何がって…!
だからっ!
「私が見たい映画の今から一番はやい上映時間が6時からなのっ!」
「はぁ!?6時からぁ!?」
今の時刻は1時半。
もうすぐ上映が終わるからか1日に2本しかなくて最初の上映は朝の9時から。
なんでこんなに2本目と時刻が離れてるのよ〜!?
落ち込む私の肩にポンッと手をおかれた。
「まっ、どんまいやな。ちなみに何の映画が見たかったんや?」
「…『八代山幽霊物語』」
「えぇ!?どんなんやねんっ!?」
斎藤が驚いて後ずさる。
だって…
私怖い話とか大好きなんだもん…
そのくせ怖がりなんだけど…
「けど見られへん時間でよかったかもな。オレそんなんみたないわ…」
「いや、見る。」
「はっ?」
「見るったら見るの!」
せっかく楽しみにしてたのにこのまま見ないなんていやだよっ!
「はぁ!?今から何時間あると思ってんねんっ!?」
「すいません。学生2枚で。」
斎藤がてんぱっているうちに勝手にチケットを買っておいた。
「何勝手に買ってるんや!」
「いいから!時間つぶしにいこ!」
私はごまかすように斎藤の腕を引っ張って引きずっていった。
とりあえず暇潰しをしなくっちゃ!
どうしよ…
やっぱこういうときは…
マックで時間を潰すのが一番だよね!
実はお昼をあんま食べてなかったんだよね〜。
とりあえずジュースとポテトのМサイズを頼んだ。
斎藤はいっぱい食べてきたみたいでジュースだけ。
「暇だから何かしゃべってよ。」
一言そう言うと斎藤が目を輝かせてえんえんとしゃべりはじめた。
またその話がおもしろくって!
いっぱい笑ってしまった。
斎藤って普通におもしろいやつなんだなって思って、
少し見直せた気がした。
「それでなっ!そこで近所のおばちゃんがやなぁ!」
「うんっ!あ…ちょっと待って??」
急にケータイの着信音が鳴った。
誰だろ?と思って見てみるとそれは美香からの電話。
…どうしよ。
今、でれないよ…
もしかしたら斎藤といるのがばれちゃうかもしれないし…
美香に悪いと思いながらも無視することにした。
ゴメンね?美香。
本当に…ごめん。
「誰からやったん??」
目の前には美香の好きな人がキョトンとした顔で私を見つめている。
なんだか、美香を裏切ってしまった気分になった。
私は美香の恋を応援していたのに…
どうして私は美香の好きな人と一緒にいるんだろう??
それには理由があるんだけど…
やっぱいけないことだ。
そう思っているのに、
「ん?ああ!間違い電話だよ!」
そう笑顔で答える私はどうかしている。
本当にどうしよう…
私…
私…
斎藤のことを好きになりかけてるかもしれない…
なんて単純なんだろう?
たった数時間一緒にいただけなのに。
たった数時間、笑いあっていただけなのに。
こんな気持ちになってる。
…いや、違う。
好きになりかけてなんかない!
なっちゃいけないんだからっ!
私は友達として斎藤を好きになりかけているだけなんだからっ!
美香が斎藤に抱いている気持ちとは違うのっ!
「あっ!もぅこんな時間!映画館いこ!」
「おっ!ホンマやっ!急ごか!」
時刻は5時になっていた。
急いで映画館に足を進める。
なんとか上映時間ギリギリに間に合った。
ほっと、席につく。
「はぁ〜!なんとか間に合ったぁ!」
「めっちゃギリギリやなぁ…っちゅーか結局これ見るんかい!?」
「いいじゃんいいじゃん♪」
そうしているうちに映画がはじまった。
内容はごくありきたり。
八代山に登山にきた人達が霊の力によって山からでられなくなったみたいな感じ。
最初は全然大丈夫だったんだけど…
中盤あたりの幽霊によって次々と登山客の人達が消えていく場面。
どうしよ…
すっごく怖い…
やばい…
この人絶対狙われてるよっ!
予感は的中し、ある登山客の背後に血まみれの女の霊が近づいていく。
いや…
いやぁ…
どうしよ…
私の後ろにもいるかも…
「怖い…よぉ…」
思わず小さくつぶやいた。
手がガタガタと震えている。
隣で斎藤が溜息をついたのがわかった。
そして震える手がそっと大きな手につつまれる。
びっくりして隣を見ると斎藤がにこっと笑った。
「オレがおるから安心しーや。」
ドキッと心臓の音が大きくなった。
頬に熱がのぼっていく。
どうしよ…
すっごく恥ずかしい…
けど…
隣に斎藤がいる。
そう思ったら恐怖が消えた。
震えはおさまりまた映画に集中する。
それから映画が終わるまで、
斎藤はずっと私の手を握っててくれた。
怖いシーンがあるたびに、
斎藤の手の暖かさを確認することで恐怖が消えていった。
そして映画が終わって…
「はぁ…終わった…」
どっと大きなため息をついてしまった。
すっごく怖かった…
けど、見てよかった♪
「ったく…途中で本気でおびえ出すからびっくりするわ。」
斎藤も大きなため息をつく。
「だって怖かったんだもん…」
席を立とうとして、手がまだ握られたままだということに気がついた。
「あっ…手…」
慌てて離そうとすると斎藤がそれを拒むかのようにぎゅっと私の手を握り締めた。
「外は夜やで?また怖なるやろうから家つくまでつないどったるわ。」
「えっ!で、でも…」
たしかに…
外はきっと真っ暗。
絶対に怖くなるに決まってる。
「…ありがとう。」
うつむきながら小さくつぶやいた。
「ええよ。」
斎藤が苦笑しながら答える。
そのまま外に出てみると本当にあたりは真っ暗になっていた。
時刻は8時。
まぁ暗いのは当然か。
とりあえず待ち合わせをした公園まで一緒に帰ることになった。
斎藤はさっきとかわらずペラペラとしゃべっていたが私はなんだか恥ずかしくってさっきのように話せなかった。
そんなまま公園について…
「じゃ、また明日ね。」
「おおっ!じゃぁな!」
斎藤の大きな手が私の手から離れていく。
手からぬくもりが消えて、急に冷たくなった気がした。
…冷たいなぁ…
ぼんやりとつないでいた左手を見つめていると斎藤が小さく笑った。
「なんや?やっぱ1人で帰るんは怖いんか?」
「ち、違うよ!」
慌てて否定している間に、冷えた左手がまた温かい手に包まれる。
「しゃーない。家まで送ったろか!」
「えっ!で、でも…」
「ええから!」
有無を言わさず斎藤は私の手をひっぱる。
「…ゴメン。ありがとね。」
「これでオレを好きになってくれたら早くも目標達成やけどなー!」
斎藤は笑いながら言った。
ズキッ!
胸が刺すような痛みに襲われる。
…そうだ。
斎藤は私をおとすためにやさしくしてるだけなんだ…
私といるのはただの遊び…
それなのに…
本気にとってしまうよ。
やめて?
私にやさしくしないで。
本当にあなたを好きになってしまう。
あなたを好きになってしまったら…
美香を裏切ることになる。
美香ともう親友ではいられなくなってしまう。
だからあなたを好きになんてなってはいけない。
それなのに…
あなたが私にやさしくするから…
笑顔をむけたりするから…
私はあなたに恋をしてしまう。
もぅほんとよくわかりません…
まずマクドでどんだけしゃべってるんだよって話ですよね…
しかもすっごく急展開。
えっ?理沙ってどこで斎藤のことが好きになったの!?って感じです…
ホント…へたくそですいません(涙




