☆18話 サマーキャンプ 海☆理沙side
「さぁ、ついたよ〜!」
美香のお父さんの車に乗って私達がきたのは、青い空と同じ色の真っ青できれいな海。
あれからいろいろ決めた結果、私達は美香の別荘に泊まることになったんだ。
美香って以外にお嬢様なんだよなぁ(汗
そんなわけで!
やっと補習も終わった達也と吉沢くんをつれて、
私達は海にやってきたのです。
美香のお父さんを見送ってから私達は浜辺にでた。
「それにしても…すっごくきれいだね!私びっくりだよ!!」
「それよりもオレは三浦が別荘を持ってるってとこにびっくりや。」
「同感。」
私が青くてきれいな海に感動していると後ろでぐったりとした声が聞こえてきた。
「どうしたの?2人とも…元気ないよ??」
「元気ないよ??…じゃないやろ!!」
そう怒鳴ったのは達也。
「オレらはクーラーなしのあの地獄の教室で補習という試練を終えたばっかりなんだぞ!?いきなりこんなとこに連れてこられても困るっつーの!!」
半泣きでそう言ったのは吉沢くん。
実は達也達はちょっと日をおいてからいきたいって言ってたんだけど…
それを聞いてたら夏休み終わっちゃいそうだから無理やりつれてきたんだ!
「でも嫌がってるわりには、ばっちり泊る用意してるじゃない!」
「それは…」
達也が言葉につまる。
「オレらだって気つかったんだよ!なぁ?」
「お、おぅ!!そうや!大体気つかって荷物詰めすぎて重いねん!」
そんな感じで私達が言い合っていると美香が困ったように笑った。
「みんな!そんなことどうでもいいから先、荷物置きにいこ?」
「そうだね!はやくいこ!ほら、達也!荷物持ってあげるから!」
そういってぐでーっとしてる達也の荷物をつかむ。
…これ普通は逆なんだけどね。
ここで達也が『いや。いい。オレがおまえの持つ。』とか言ってくれたらうれしいんだけど…
チラッと達也の様子を見てみると達也は目を輝かせていた。
「持ってくれるん!?ありがとう!オレ、めっちゃうれしい!」
…こーいうやつなんだよね…
まぁ別に期待はしてなかったけど…
たまに優しいところもあるからもしかしたらと思ってたんだけどね…
って!
達也の荷物…重っ!!
「達也!これ何いれてきたのよ!?」
「はっ?何って…うきわとかスイカとか…あっ!花火もあるで!トランプもあるし!いろいろ暇つぶしのやつもってきたんや!ちなみにポケットには…」
そう言ってごそごそとポケットをあさりはじめる。
「ほら、ルービックキューブや!」
取り出したのは全部の面が同じ色にしっかりと合わせられた立方体。
どうでもいいよ…
大体暇つぶしの道具だけでどうやったらこんなに重くなるんだろう…??
まずスイカを持ってくる意味わかんないし!!
「あっ!今スイカいらんやろ、とか思ったな?それは間違いやで??海といえばスイカわりやからな!」
荷物がなくなったからなのか急にご機嫌になった達也。
む…むかつく…
すっごい準備してるじゃない…
これ、絶対楽しみにしてたな…
「おい、おまえら!さっさと荷物おきにいくぞ!」
吉沢くんがあきれ顔で私達を見て言った。
「おお!いくで!理沙!」
「はーい…」
自分から持つって言ったのに勝手かもしれないけど…
だんだんむかついてきた…
なんとか別荘にたどりつくとそこはすっごいきれいなところだった。
「すご〜い!木の香りがいっぱい!自然って感じだね!」
木でできたログハウスみたいな家。
こんな別荘持ってる美香ってやっぱ以外なお金持ちなんだね!
「それじゃ、荷物もおいたことだし…」
美香がもったいぶったように間をあける。
「ゆっくり昼寝でもするか!!」
空気を読まずに吉沢くんが一言。
びっくり発言に私と美香が顔をゆがめる。
「ちがうでしょ!海だよ!海!!」
「いや、オレは吉沢の意見に賛成やで!ちょと休ませてくれ!」
座りこもうとする達也の腕を引っ張ってムリやり立たせる。
「ダメでしょ?誰のために荷物もってあげたかしっかり考えてみてね?」
「…オレのためです。」
「なら少しぐらい私達のわがままも聞きなさい!」
「…はい。」
なぜか敬語の達也をほっといて私達は別の部屋に移動して水着に着替えることにした。
「じゃ、先に海で待っててね!」
部屋を移動しようとしたときに達也がカバンからごそごそと何かを取り出そうとしていたのは見なかったことにする。
よ〜し!
ばっちり新しい水着にも着替えたことだし!
海だよ〜!!
「いこ!美香!」
「うん!」
美香と一緒に海に走って行くと達也と吉沢くんがいつのまにか立てたパラソルの下でくつろいでいた。
「ごめん!待った??」
「いや、もうちょっとゆっくりきてくれてもよかった…」
吉沢くんが大きなあくびをしながら答える。
達也は…
って、寝てるし…
それにしても達也ってよく寝るよね…
「ほら、起きろよ!斎藤!立川とかきたぜ?」
「う〜ん…今日学校休む…」
吉沢くんが達也をゆすってみるが達也はむにゃむにゃとよくわからない寝言をつぶやいている。
「ほら!達也!起きる!」
私が思いっきり怒鳴るとやっと達也が目を覚ました。
「…ん??もぅ朝か??」
いや…
もぅ昼です…
と、心の中で小さくつっこみながらため息をつく。
達也はやっと目が覚めてきたのか体を起こすと私をじっと見た。
「ん…??何??」
じーっと舐めるようにみて急ににこっと笑う。
「理沙!水着姿もめっちゃ可愛いなぁ!」
カァァァァ!
思わず顔に熱がのぼる。
そ、そんな直球に言われても…!!
「そ!そんなのいいからはやく泳ぎに行くよ!」
「いや、オレはいいわ。ちょっとしてから行くから先泳ぎにいってて?」
「はぁ…別にいいけど…あとで絶対にきなよ?じゃ、美香、吉沢くん!いこか!」
「いや、オレも遠慮しとく。先に2人で遊びに行っててくれ。」
「え〜!吉沢くんも〜!?」
美香があきらかに不満そうな声をあげた。
「もぅ…2人とも全然遊ぶ気ないんだから…もぅいいや!美香!いくよ!」
「うん…」
ちょっと落ち込みモードの美香。
…やっぱ補習終わってからもうちょっと待ってみるんだった…
「それにしてもあの2人、ノリ悪いよね…」
「うん…まっ!いいけどさ!理沙と遊べるし!」
そう言って美香が水をかけてきた。
「わっ!?もぅ、やめてよ!ほら、おかえし!!」
ざぱっと思いっきり水をすくって美香にかける。
「やっ!もぅ!!」
2人で水の掛け合いになってしまった。
まぁ楽しいからいいけど♪
そんなとき…
「ねぇねぇ、君達暇じゃない??一緒に遊ぼうぜ!」
急に3人くらいの男の人達に声をかけられた。
…何?この人達…
うっとうしいなぁ…
美香は怖がって私の腕をつかんできた。
まったく、
美香も怖がってるじゃない…
「すいません。私達2人で遊びたいんですけど…」
「いいじゃん!たくさんで遊んだ方が絶対楽しいって!」
そう言って1人の男が慣れなれしく私の肩に手をおいてきた。
もぅ!
触らないでよ!気持ち悪い!
そう思って手を振り払おうとしたとき…
ガシッ!
男の手が力強くつかまれた。
「人の彼女に手だすんはあかんのとちゃうか??」
えっ?
…達也??
びっくりして声のした方を見てみるとそこには怖い顔をした達也。
美香のそばには吉沢くんがきていて美香を後ろに隠すように立っていた。
達也はぎりぎりと男の手を握り締める。
「今度こいつに手だそうとしたら…分かってるな?」
男は達也の言葉にすくみあがりながらも達也の手を振り払った。
「…っち!彼氏持ちかよ…いくぞ。」
そう言って男達はどこかにいってしまった。
「理沙!大丈夫か!?変なことされてない!?」
「いや…大丈夫だよ。でもちょっと怖かった。ありがとね。」
「ああ、当然やろ!まったく、人の彼女に手だすとはとんでもない連中や。」
達也は男達の消えた方を睨むと罰が悪そうにつぶやく。
その達也の横顔を見ながらぼんやりと考える。
さっき私を助けてくれたとき…
達也は本気で怒ってくれてた。
私のために。
すごい…
すごいうれしかった。
さっき助けてくれたときだってすごいかっこよかったし…
私、達也の彼女でよかったよ。
「…よし!じゃ、達也と吉沢くんもきたことだし!今から思いっきり遊ぼっか!」
「しゃーないなぁ。遊んだろか!」
「え…オレはもうちょっと休みたいというか…」
「おまえはもうちょっと空気読め!」
またまた吉沢くんの空気読めない発言に達也がつっこんだ。
それを見て美香と2人で笑う。
…よ〜し!今からいっぱい遊ぶぞ〜!!
進行上勝手に美香はお金持ちって設定にしました。
かなり適当です。
ちなみにこの話では達也と吉沢くんはお笑い傾向に→(?)
吉沢くんはかなり空気読めないキャラということで(笑
あと番外編の美香sideもupしましたので暇があれば見てください!




