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☆13話 体育倉庫☆理沙side

※矛盾多いです!

それからいつでもずっと斎藤は私のそばにいてくれるようになった。


チャイムが鳴った瞬間にダッシュで私の所にきてくれるし、


授業中はメールでいじめられていないかとかをたしかめてくれた。


私をいじめている子達はやっぱり元斎藤の取りまきの子達だったから…


斎藤に悪く思われるのはいやみたいで堂々と私をいじめるようなことはしなかった。


けど、やっぱりひそひそと聞こえる私の悪口。


それを聞くたびに悲しくなってくるけど私は落ち込まないようにしていた。


せっかく斎藤が私のためにがんばってくれてるんだもん。


それなのに私が落ち込んでたら、斎藤は余計に気つかっちゃう。


それに、斎藤のことを別に好きでもなかった子達は私の味方をしてくれる。


だから、そんなにいじめは気にならないようになっていた。


けど…


今日の体育の時間。


気にならないなんていってる場合じゃないようなことがおこってしまった。


「立川さん!」


小倉さんに呼ばれて不審に思いながらも彼女の方にかけよっていく。


小倉さんは体育倉庫の隣にある古い体育倉庫を指差して言った。


「あそこから、ちょっとハードルとってきてくれない??」


「えっ…でも、あそこ古い方だし…」


「いいからっ!」


言い訳しようとすると思いっきりどなられた。


これもいじめの一貫なんだな。


そう思いながら、しぶしぶと古い体育倉庫の方へ向かった。


重たい扉をあけると中からほこりっぽい空気がでてくる。


「うわっ…」


すっごいほこりたまってるよ…


さっさとハードルみつけちゃってはやくでよっと。


そう思って中に入ったとき…


ぎぃ…!


後ろで扉が閉まる音がした。


「えっ!?」


ガチャっと鍵の閉まる音が聞こえる。


「うそっ!!」


慌てて扉をあけようとするが扉は堅く閉ざされていた。


外から、小倉さんの意地悪な高笑いが聞こえる。


「あけようとしてもムダよ!もぅ、ここあかないもの!いっとくけど人なんかこないからね?こっちの体育倉庫は使われていないんだから!!」


「えっ!?うそ!あけてよ!!」


ダンダンッと扉をたたく。


けどもう応答はなかった。


「うそ…」


ぺたりとその場に座り込む。


…閉じ込められちゃった。


誰か!…って、くるわけないか。


こっちは古い方の体育倉庫なんだもん…


私…


このままずっと出られないままなの…??


そうあきらめかけて、ふと立ち上がる。


…いや、


あきらめちゃダメ。


どこからかでられないか探さなくちゃ!


キョロキョロとあたりを見回す。


体育倉庫の中は真っ暗。


けど、その中に一筋光が見えた。


光…窓が、ある!!


光の刺す方を見てみると、そこにはカーテンに隠された窓があった。


やった…!


なんだ、簡単にでられるじゃない!!


暗がりの中、その光だけをたよりに窓のまえに荷物を積み上げる。


少し時間がかかったけど、なんとか窓まで届く高さくらいまでの荷物の階段ができあがった。


よっし!


このまま慎重にあがって…


荷物のバランスを崩さないようにのぼってなんとか窓にかかっているカーテンに触れると、ゆっくりとカーテンを開けた。


光を送っていた窓が露わになり、そこから明るい光が差し込む。


下を見て、絶句した。


うそだ…


こっから…おりれるわけない…


窓は、三階くらいの高さにあった。


よくここまで荷物を積み上げていくことができたな…と自分で関心する。


どうしよう…


結局でられないんだ…


あきらめかけたとき、下に体操服姿の斎藤が見えた。


えっ…!?うそ!?


今、D組体育なのっ!?


「さ、斎藤!斎藤!!」


夢中で叫んだ。


斎藤は声を聞きとったのかキョロキョロと周りを見回したが誰も見当たらなかったようで不思議そうに首をかしげる。


「ちがう!上!上!!!」


やっと斎藤が私に気がついた。


私の顔に目をとめると大きく目を見開く。


「立川っ!?そんなとこで何してるんや!?」


「とじこめられちゃったの!!助けて!!」


「閉じ込められた!?…よし、ちょっと待ってろよ!」


ほっ…


よかった。


体育倉庫の鍵探しにいってくれたんだ…


安心して気をぬいた瞬間…


「うわぁ!?」


バランスを崩して荷物の山が崩れおちた。


ドスドスドスッ!と大きな音を立てて下に腰を打ちつける。


…ったぁ。


もぅ…


バランス崩しちゃったよ…


もう一回窓の方を見たいけど…


もう積み上げる元気がないや。


まぁいっか!


斎藤がとりにいってくれたもんね!


安心して近くの壁にもたれる。


…うーん、安心したら眠たくなってきちゃった…


いつのまにか、私はすやすやと眠りに着いていた。





…川……立川……


誰かが私の名前を呼ぶ。


「ん…誰…??」


目を覚ますとすぐ目の前に斎藤の顔があった。


「っわ!?」


思わず素っ頓狂な声を出してしまう。


斎藤は私の声に驚いたのか慌てて後ろに下がった。


なぜか、頬を少し赤く染めている。


「た…立川…起きたか。」


「さ、斎藤!?なんでここに…って!!」


斎藤は体育倉庫の鍵とりにいってくれたんじゃないの!?


斎藤は私の気持ちを察したのか頭をかくと、いいにくそうに言った。


「ごめん…体育倉庫の鍵…な?職員室になかってん…」


「えっ…」


なんで…??


小倉さんは持ってたのに…


って、


もしかして…


小倉さんがそのまま借りパクしてるのかも…


「…で、鍵見つからなかったのにどうして斎藤はここにいるの??」


鍵なかったんなら入れないんじゃないのかな??


「いや、おまえが心配やったから…その、近くに棒高跳びの棒があったもんで…」


もしかして…


棒高跳びでここまではいってきたの!?


さすが…


運動神経抜群だね…


でもさ、


棒高跳びで入ってきたってことは…


「ねぇ、それじゃぁ斎藤もここからでられないんじゃないの…??」


斎藤の顔が固まった。


「ほ…んまや…」


やっぱ何にも考えずに入ってきたんだ。


やっぱ無鉄砲なやつ。


けど…


私を心配してはいってきてくれたんだよね??


それは…


素直にうれしいや。


「ありがとね。斎藤。」


「ん…??ああ。でもでられへんけどな。」


斎藤がうつむきながら答える。


…そうだよね。


でられないのか…


誰かがここにきてくれたらでられるんだけど…


こんなところにそう簡単に人がくるわけないよね…


う〜ん…


私が真剣に悩んでいると斎藤が急に気がついたように言った。


「じゃぁしばらく2人っきりやな。」


「うん…2人きり…って!?」


そうだ!!


全然思いもしなかったけど…


ここから出られるまで、ずっと斎藤と2人きりってことになるんだ!


そう思うと変に意識してしまう。


どうしよう…


こんな狭いとこで男の人(しかも彼氏)と2人きりだなんて…


なんだか…


不安になってきた…(汗

小倉さん性格悪すぎです!!

閉じ込めるってどんなだよ!?

ちょっと矛盾がいっぱいすぎる話です…

しかもちょうど達也が通りかかるってとこからもおかしいですので…

本当にすいませんの一言です;

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