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★11話 義務★達也side

立川に思いを告げて、


両想いになって、


今、オレは幸せの絶頂や!


これからは毎日の学校生活がすっごいおもろいものになると思う!


そう思いながら軽い足取りで学校に向かう。


このとき…


オレは忘れてた。


自分がもてるということを。


立川の親友は…


オレのことを好きやったということを。


オレが立川と付き合うことでオレのことを好きやったやつらは立川にどんな仕打ちをするか、


考えてもいなかった。


それで、立川がどれだけ傷つくかなんて、


考えてもいなかった。






知ってるかもしれんが、オレは1年D組。


教室に行くには絶対に立川のクラス、1年A組の教室の前をとおる。


その教室の前にちょうど立川を発見した。


おっ!


朝1番から立川を発見や!


「立川っ!おはようさん!」


「あっ…斎藤…」


軽くあいさつすると立川はなぜか嫌そうに顔をゆがめた。


…えっ??


もしかしてやっぱりオレと付き合うんは嫌やったんか…??


そんな顔されるなんて…


ちょっとショックやぁ…


「…斎藤くん…」


1人でショックを受けていると誰かが小さくオレの名前を呼んだ。


そっちに目を向けるとなぜか立川の親友の三浦が涙をぽろぽろと流していた。


口をもごもごさせて、そこで口を閉ざしてしまう。


隣には同じくオレの取りまきだった小倉がいた。


「斎藤くんは…立川さんと付き合ってるの…??」


小倉はためらうように言った。


「はっ??」


思わずキョトンとする。


そして立川を見た。


なんで…


こいつがしっとるんや?


立川がいったんか??


それはないと思うねんけどなぁ…


立川はなぜかオレの目をじっと見て瞬きをリズムよくしたりしている。


…??


何がしたいんやろ…??


もしかしてアイコンタクトで『いうな』っていってるつもりか??


別に隠すことでもないやん!


ここはちゃんといっといた方がええねんて!


でもいざ口にだすとなるとちょっと緊張するな…


思わず顔に熱がのぼった。


はにかんだ笑みをつくる。


「…ああ!昨日からな!」


小倉が驚いたように目を見開いた。


三浦も目を見開いて口に手をあてる。


立川は蒼白していた。


…??


何?なに!?


この空気!?


「…へっ??オレ何か悪いこといったか??」


ただ立川と付き合うことになったって宣言しただけやねんけどー!?


なんかめっちゃ悪い空気になってもうたで!?


オレはどうすればええんや!?


心の中で1人慌てていると小倉が立川に人差し指を向けた。


きっと立川を睨む。


「…私達、あんたが斎藤くんと付き合うなんて絶対認めないからっ!!」


「…!!」


立川の表情が悲しそうに歪む。


それを見て少しむっとした。


なんやぁ?こいつ…


『絶対認めないからっ!!』って言われてもやなぁ…


認めへんも何も…


なんでそれをおまえに決められる必要があるんや?


「はぁ??オレが誰と付き合おうがオレの勝手やろ??おまえらみたいにどうでもいい奴らなんかに決められたくないねんけど。」


「ちょっ!斎藤っ!」


冷たく言い放つと立川が慌てたようにオレの言葉を静止しようとした。


ああ、


そうや、


こいつの親友がおるんやったな。


けど…ムカつくから…


しゃーないやろ??


オレが立川と付き合うんはオレの意志やし、


正直とりまき達にもうんざりしてたところや。


別に突き放したって…


ええやんか…


そんなときちょうどチャイムが鳴った。


「あっ!チャイムなった!じゃ、オレ教室はいらな!」


急がなまた怒られてまうわ!


「…うん。」


立川が力なく答えたのを確認するとオレは教室にダッシュした。


なんとか間に合って、席に座りながら考える。


なんか…


やばい雰囲気やった…


もし…


立川がオレのせいでいじめられることになったらどうしよ…


そう考えて、ぐっと拳を握り締めた。


…もぅ立川をオレのせいで傷つけるんはゴメンや。


もし立川がいじめられてもうたら…


どんなに周りから嫌われるようになっても、立川を守ろう。


それが立川のそばにいるオレの義務やから。

サブタイトル適当に決めました!(すいません;

この人は一応空気がおかしいことにちょっとだけ気づいていたということで…

けどちゃんとわかってはいません。

達也は意外と適当な性格のつもりです。

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