プロローグ 「ハジマリ」
城に月光が差し込む。そこに見ゆるは七つの影。しばらくするとその影は闇に飲まれた。
「空を繋ぐこの光よ、門を開きたまえ!」白き外套に身を包んだ老人はそう唱えた。彼が描いた魔法陣は青く光り出した。「これで上手く行ったのか?」彼はそう独り言を吐いた。光が止んだ頃、そこには三人の人間がいた。見た感じ男が二人、女が一人のようだ。彼らはとても困惑していた。どうやら見えている世界と言語が違うようだ。「これも承知の上だ。」と彼は考えていた。彼は「解呪」と唱えた。それから彼らが尋ねてきた。「ここは一体どこですか?」「どうすれば帰れる?」と。老人は「この世界に無理矢理君たちを呼び出した。この世界にいるある七人を殺せば君たちの世界に帰れるようになるだろう。」と落ち着いて言った。そして彼らのうちの1人が張り詰めて尋ねてきた。「何故人を殺さないと帰れないんだ!人を殺す必要はないだろ!」と。すると老人は「その七人は極悪人だ。彼らは君たちの世界と私達の世界を繋がらないようにしているから帰ることは出来ないだろう。」と話した。すると別の人が「仕方ない。何とかするしかないと言った。」老人は「それでいい。それが帰るためだ。」と言った。それから老人は彼らの名前を聞いた。それぞれ「藤原祐希」「遠山颯」「リリー」という名前らしい。「私を老とでも呼んでくれ。」と老人は言った。




