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平成24年⑦

東京の夏は凄くジメジメして暑い。そして、いきなりゲリラ豪雨が降ったり、気候の違いに戸惑った。

僕らはカフェテリアでボーとしながらスマホいじっていたり、課題をやっていたりしていた。

エミリーが両腕を上に伸ばして背伸びをした。

「終わったわぁーああ〜課題終わったああ」

僕は「お疲れ」とスマホをいじりながら言った。

「ねぇ高瀬はいつもそれ飲んでるよね?美味しいの?その年になってさ」

とエミリーは呆れながら言った。

「いやいや、マミーは美味いよ。乳酸菌も入ってるし、カフェテリアの飲み物の中で断トツに安い。」

「大学生になってもマミーとかうけるね。」

飯田が

「マミーをバカしちゃダメだよ。知ってるか?人工甘味料を使ってないんだぞ。なぁ!高瀬?」

「あ、それは知らんかったわ。」

「まぁ、そのぐらい人気てっことよ!」

エミリーが目を細ながら

「甲府では人気なんでしょ?甲府では?」

と笑って言った。

「都内でも人気に決まってるだろ」

と飯田は頑張って言い返した。


「ねぇ!今何話してたの?」

僕らはふと振り向いた。

そこに沙優と背の高い顔立ちが整ったイケメンがいた。いかにもサッカーかバスケをやってました感が出てるスポーツマンイケメンだ。恐らく野球って感じではないだろう。

「あ、彼氏ね」

と沙優は僕らに言った。

僕らは芸能人を見たような、「おー」って感じだった。口が「お」の形になっていた。

「あ、どうも。この人たちが沙優のいつメン?なんかうけるね」

と若干半笑いだった。

エミリーは和かに微笑みながら、目が2回ピクピクと反応をした。

「あ、マミーじゃん!俺それ好きなんだよね。君も好きなんだね。」

「あ、うん。好きかなぁ」

とボソッと答えた。

変な空気が流れ、若干間があった。

「沙優、じゃ行こうか。映画の時間始まっちゃうし。」

沙優は彼の顔を見上げながら

「うん!行こ!」と言い

「じゃあね!みんな!ごきげんよう!」

と言い去っていた。

去り際、彼氏が沙優に

「知ってる?マミーって人工甘味料を使ってないんだよ。」

と言っていた。

「ヘェ〜知らなかった!知識やばい!」と腕を組んでカフェテリアを出て行った。


「人工甘味料を使ってないって、俺が先に言ったんだよ!」

と飯田は若干キレていた。

エミリーも

「なんなの?あの彼氏。イケメンだからって、性格がクソ過ぎでしょ。沙優も沙優だよ。

何がごきげんようって!麻布や広尾の人が言えば分かるわよ。何が埼玉の狭山の人がごきげんようよ!」

沼山が

「エミリーさん落ち着いて!顔怖いよ」

「うっさいな」

「ごめん‥」

斎藤が

「まぁまぁ落ち着け。沙優ちゃんもだんだんと分かってくるって。性格のことだったりとかさ」

エミリーは

「あんな男より、あなた達の方がよっぽどイケメンよ。顔は負けてるけど。まだマシよ」

僕は笑いながら

「エミリーそれフォローになってないよ。」

と言い席をたった。

レジに行きマミーを1つ買って、エミリーに渡した。

「何?私がマミーを飲めって?」

「取り敢えず、飲んでみ?」

エミリーはストローを思いっきりぶっ刺した。

「うん‥おいしい」

「でしょ?美味しいでしょ?落ち着いた?」

エミリーは熱が冷めたようで

「うん、落ち着いた。ありがと。高瀬。」

とボソッと言った。

雨が止んだので、僕らは渋谷駅まで行った。

ちょうど、大きな虹がかかっており、僕らの気持ちを表しているようだった。

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