変わった魔法。その2
「他に変わった魔法はないんですか?」
「変わったって言うかさ、僧侶の自爆魔法あるだろ?」
「あぁうちの魔族にも使う子いますよ。」
「僧侶が使うの1度だけ見た事あるんだけどさぁ、」
「ピンチを自己犠牲で乗り越えようとする、すごい行為ですよね。」
「うん。ほんと尊敬するわ、しばらく敬語だったからな、みんな。」
「まぁそうなりますよね。で、その魔法が何か?」
「ん?あのな、すげぇグロいんだよな・・・」
「あぁ~・・・・」
「爆死だからな、四肢が飛び散るとかそんなもんじゃねぇんだよ。文字通り木っ端みじんだよ。」
「想像すると恐ろしいですねぇ。」
「いいか?岩みてぇな奴が爆発するんじゃねぇぞ?綺麗な若い女の僧侶がだなぁ、魔力を体内に限界まで溜めて、溜めて、溜めて、ドッカァアアアアン!!よ。」
「岩の彼も粉々ですよ?」
「内臓とかさ、血とかさ、ぶっちゃけ糞尿も飛び散るんだぜ?」
「あぁ、それはさぞ凄惨な現場に・・・」
「そうだよ。お前らに悪気はないけど、岩が粉々なんて屁でもないわ。」
「私卒倒しちゃうかも~・・・」
「でな、怖いのはこっからなんだよな。」
「え?もう爆発おわったじゃないっすか?」
「あのな、そこから死者蘇生させたんだぞ。」
「まぁ仲間ですもん、当たり前じゃないっすか。」
「あのな、普通の死体じゃねぇんだよ。血煙が立ってるんだぞ。跡形もねぇんだぞ?肉塊がそこらへんに飛び散ってたり、髪が空気中に漂ってたり・・・」
「え?じゃぁ蘇生できなかったんっすか?」
「できるんだよな。すげぇよな!理屈は分からないけど!」
「おめでとうございます!!」
「うん、でもなんか蘇生する経過もすげぇんだよな。。。」
「え~~~っと、逆再生?みたいな?」
「うん、そんな感じ。色んなものが真ん中に集まってきて、ピカーって光って、はい復活!!。」
「すげぇっすね。。。」
「魔物も粉みじんなわけだからさ、おいおそれって本当に僧侶の体の一部なんだよな?魔物の細胞とか混ざってないよな?って冷や冷やもんだったぞ。みんな感謝の言葉しかでなかったわ。僧侶もその話題はもうって二度としなかったな。」
「すっげぇ痛かったんすかね?」
「そりゃそうだろ、内部から爆発だぞ?」
「あべしっすね」
「あれは死者蘇生というより、死者錬成だったな・・・」
「等価交換でなんかもってかれたんすかね?」
「お前、ここでボケるとは中々勇気あるな。」
「すいませんっす・・・」
「さすがにな、しばらく野菜中心の食事になったわ。」




