お金の話
「50ゴールドって価値はどんなもんなんっすか?」
「おぉ、どうした急に?」
「いや、こないだ勇者様は旅立ちの時王様から50ゴールド支給されたって言ってたじゃないですか?」
「うん。50ゴールドだったぞ。」
「1ゴールドなん円なんっすか?」
「円?」
「っす。神々の国の通貨っす。確か。」
「いや、わかんねぇわ。そんなの。」
「じゃあ比較して検証してみないっすか?」
「なんか面白そうだな。」
「宿泊まりますよね?いくらっすか?」
「確か最初の町で1人2ゴールドだったかな。」
「素泊まりっすか?飯ついてきました?」
「ついてきたぞ。むしろ宿に寝た時しか飯食ってないんじゃないか、俺たち。」
「なんか、大変な旅だったんすね。」
「おう・・・」
「神の国だと、飯付きの宿泊は、」
「おい。神も宿泊まるのかよ?」
「そりゃ泊まるでしょ?働きもすれば、旅行も行くでしょうよ。」
「まじか、神も大変そうだな。」
「え~1泊2日で、安くて6000円くらいすかね。」
「じゃぁ1ゴールド3000円か。」
「いやぁそれはないっす。高すぎっす。」
「そうなのか?まぁ一番ぼられた宿屋で1人300ゴールドだったぞ。」
「うぉ、そこ強気っすね!!」
「な?一番最後の町だぞ。あんなとこ旅行者こないだろ。なのに300ゴールドってわけわかんねぇよな。」
「んじゃ間とって150ゴールドで計算すると、1ゴールド40円っす。」
「お!なんか随分安くなったぞ!大丈夫か?」
「他ので比較してみましょうか?」
「おう、薬草なんか分かりやすいんじゃないか?毎回登場して値段もずっと8ゴールドだぞ。」
「おぉ、良いチョイスっすね、勇者様。神の国の怪我用の薬はっと、」
「おい、神も怪我すんのかよ。」
「そりゃ転んだり、擦りむいたり、らじばんだりするでしょうよ?」
「おい。最後のなんだよ?」
「怪我用の薬は~っと、」
「最後のなんだって?」
「赤チンっすかねぇ?」
「・・・・・・・・・・・」
「あぁ赤チンは商品名っすね、正確にはマーキュロクローム液みたいっす。」
「んだよそれ。魔法名かよ!いや、怪我くらい魔法で治せよ。神だろ?」
「ん~よくわかんないっすけど、MP切れた時ようじゃないっすか?」
「まぁそんなときもあるか。で、値段は?」
「え~、だいたい440円っすね。」
「ってことは1ゴールド55円か。」
「だいたい40~55円って感じっすか。めんどいから1ゴールド50円にしときましょう。」
「別にそれでいいけどよぉ。だからってなんかわかるのか?」
「そうですねぇ、勇者様が最初にもらった50ゴールドは、神の国だと2500円っす。」
「それってどうなの?」
「えっと、飯付きの宿には泊まれませんねぇ。」
「まじで?」
「遊びに使うとしても、映画行って、ポップコーンと、コーラ、交通費で終わりっす。」
「なぁお前、さっきから何言ってんの?全然わかんねぇよ。」
「俺もわかんないっす。経典を参考に言ってるだけっす。」
「んだそれ。まぁとにかく王がけちだったって事は十分にわかったよ。」
「っす。」
「で、今日魔王はどうしたんだ?体調でも悪いのか?」
「あぁ、さっきのぞいたら小説の続き読まれてました。」
「あぁあのなんか暗そうなやつぁ?」
「魔王語りっす。」
「なんでもいいわ。」
「お呼びしましょうか?」
「いいよ、今日は。ダラダラしてようぜ。」
「まぁ毎回ダラダラすけどね!」




