それって職業なの?
「さて、前回は勇者とはなにか?でしたけど、オッケーですか?魔王様?」
「ん~。最初の勇者は誰なのか?とか、どうやって勇者になった?選ばれた?とか、そもそも子孫なんて枝分かれ式に増えていくんだから、先祖に勇者いるよって人、結構いるんじゃないの?とか、数えだしたら切りないけど、まぁなんとなく理解できたからオッケーだよ。」
「おまえさ、魔王のくせに小さい事きにすんなよ。ハゲちゃうぞ?」
「いや、髪の毛なんてないですけどね。」
「んじゃ体毛がハゲちゃうぞ?」
「え?それは凄く嫌かもぉ。。。なんか病気の野良猫ちゃんみたいじゃないです?」
「だろ?悩むな悩むな、小さい事。部下に考えさせとけ。」
「はぁ。で、他の職業ってどうなんですかね?」
「ん?他の職業?」
「はい、戦士とか、僧侶とか、魔法使いとか。」
「お。メジャーどころきたねぇ。大人気よその職業。」
「ですよね。だいたいこの面子のパーティーをよくお見かけしますよ。」
「まぁバランスが重要なわけよ。で、なにか問題でも?」
「いやね、それって職業なんですか?」
「職業だろ。立派な職業だと思うぞ。」
「でも、職業戦士って・・・どの職業も魔族と戦ってるわけなんでしょ?じゃぁ全員戦士じゃないですか?」
「ん~。。。そうなるかな?」
「あと、僧侶って、神官ってことでしょ?教会なんかで神にお使いしてみたいな?」
「えっと・・・そうだねぇ。」
「魔法使いさんはなんなんですか?僧侶さんも魔法つかうから魔法使いじゃないですか。」
「ごもっともですよ、魔王様。」
「商人、踊り子、盗賊なんかは職業だと思うんですけどね。」
「うんうん。そこらへんはすっきりするな。」
「問題は賢者ですよ。」
「賢者か。頼りになるんだけどな。」
「それは分かりますけど、一般的に賢い人のことを賢人って言いますよね。他者から崇められる、尊敬されて言われる別称じゃないですか。」
「なんか、理屈っぽいよ、魔王?」
「良いんです。理詰めで考えるタイプなんで、私。どう思います?初対面の自己紹介の時に、初めまして、○○と言います。職業は賢者をしております。って。」
「うわぁ、いやだわそれ。鼻につくわぁ。」
「魔法使いさんも、初めまして○○と言います。魔法の研究所で働いてます。だったら違和感ないですよね?」
「あぁ、それはすっきりだわ。でもそれだと職業研究員じゃないか?」
「魔法使いよりましでしょ?○○です、職業魔法使いです。」
「あぁ、、、ちょい怖いかも。何考えてるのか分からないし、変な壺売りつけられそう。」
「でしょ?武闘家さんは分かりやすいですよ。○○流の武術を教えてるんだなぁ。生徒をとって月謝で生計たててるんだなぁって想像できますもん。」
「男性武闘家はロン毛が多い。これ豆知識な!!」
「遊び人もねぇ。職業としてどうなの?って思っちゃいますよねぇ。」
「あぁ、あいつら戦闘さぼってる時あるしな。」
「ピエロ、とか手品師、だとかっこいいんですけどねぇ。」
「だなぁ。でもあいつらといると楽しいぞ。あいつらは戦闘以外が本番だから。」
「へぇ~。ほとんどお会いしたことないんですよねぇ。」
「そりゃそうだろ。魔王の所まで来れる遊び人は、もはや遊び人じゃねぇよ。」
「ですよねぇ。私も玉乗りとか、ジャグリング見たかったなぁ。」
「いや、戦闘中にそれしないから・・・」
「話戻しますけど、戦士さんだけ呼び方が決まらないですねぇ。」
「戦闘行為者は全員戦士説だもんな、魔王。」
「えぇ。ここは譲れませんよ。」
「ん~。おい、おまえ案だせ。」
「あ、私ですか。ん~。。。イメージで考えたらどうでしょう?」
「イメージな。おまえ戦士っていわれてどんなのイメージした?」
「そうですねぇ。ムキムキで、」
「あいつらの筋肉ハンパないからな。」
「全身に鎧まとって。」
「そうなんだよ、あんな重いの着てよく動けるよな。脱いだほうが武闘家並みの速度で動けて強いんじゃねぇの?w」
「で、斧っす。」
「斧か。」
「斧っす。ゆずれないっす。」
「だってさ、魔王。」
「木こりで。」
「え・・・さすがにそれは・・・」
「木こりでお願いします!!」
「う・・・うん。」(あいつら怒るだろうなぁ・・・)
「え~、ではまとめますと。武闘家、踊り子、商人、盗賊はそのまま。」
「あぁ、いいんじゃないか。」
「僧侶さんを神官。」
「うん、なんかかっこよくなった気がするぞ。」
「魔法つかいさんを研究員。」
「ん?なんか違う気がするけどいいか。」
「戦士さんが木こり。」
「う、うん。。。なんか笑っちゃいそうだけど。」
「ってことは、こないだ私が戦った勇者さんのパーティーは、」
「勇者、木こり、神官、研究員っす。」
「ぷぷぷぷ。おい、魔王。お前も笑ってんじゃねぇよw」
「いや、だって勇者さんこれって。ぷぷぷぷ。」
「だよなw魔王討伐しにくる面子じゃないよなwなんだよ木こりってw」
「これだったら私勝ってましたよ、きっと。」
「あぁ~、なんかそんな気がするわw」
「あの~、おふた方?」
「どした?」
「賢者が決まってないっす。」
「あぁ~鼻につくねぇで終わってたんだっけな。そうだなぁ、魔法使いより上位の魔法エキスパートって事だから、上級研究員でいいじゃねぇか?」
「了解っす。」
「初めまして、上級研究員の○○と言います。どうです勇者さん?」
「わからんが、白衣と眼鏡はしてるだろうな。」
「ですよねぇ。昔の魔王戦で、勇者、戦士、賢者、賢者ってパーティーありましたよ?」
「勇者、木こり、上級研究員、上級研究員かよwだめだ、お腹痛いwww木こりの存在感がw」
「木こりはどの職業に混ざってもうくでしょうねぇ。」
「なんで研究員二人もついてきてんだよwww木こりの生態調べてるのかよwww」
「なんか、戦士さんかわいそうに思えてきましたよ、私。」
「だよな。これ聞いたらブチ切れると思うよ。」
「止めときましょうか。」
「おう、そうしときな。今までどおりで。」




