目覚め?
「・・・者よ。」
「・・・るのだ!・・・者よ!」
なんだ、うるさいな。身体がだるいし、まだ目を瞑っていたいのに。。。
「・・・者よ!目覚めるのだ!!勇者よ!!」
うわぁ。頭に響くわぁ。二日酔いをむごくした感じだわこれ。
「勇者よ!!!起きるのだ!!!」
・・・だめ、もうちょっと寝てないとだめだわこれ。超しんどい感じ。
「勇者よ!ちょっと!!あれ?ちょっまじで!!ねぇ君?ちゃんと死者蘇生の魔法効いてるよねぇ?」
「はい。ばっちり効いてるので復活し、意識もあるはずなんですが・・・」
「だよねぇ。血色良くなってきてるもの、勇者さん。」
「あれじゃないですか?時々いるじゃないですか。めっちゃ目覚め悪い人。」
「あぁいるよねぇ。まぁあんな事があった後だし尚更ねぇ。ちょっと眠気覚ましの魔法かけちゃおうか?」
「えぇ~、魔王様。それってやばくないですか?二日酔いの人無理やり起こすと大抵怒られますよ。。。目覚ましですら音鳴らして起きた時ってなんか嫌な目覚めjないですか?」
「そういわれればそうかも~。君気遣いできるタイプだもんねぇ。私も気を付けないとなぁ。」
「それか、低血圧?みたいな?」
「あぁ、ここちょっと標高高いもんねぇ。」
「まぁ、そのうち目覚めますよ、魔王様。」
「そうだよね。あっちでお茶でも飲んでようか。」
「やっほう!魔王さまの入れてくれるお茶美味いんですよねぇ!!」
「そう?そう言ってくれると嬉しいかも。」
「ちゃんと器も温めてくれるじゃないですかぁ。」
「それはほら。基本的な事してるだけだからさぁ。」
「とりあえずお茶菓子さがしてきますねー。」
・・・茶か。そういや喉がひりつくな。頭の奥が痺れてるような感じもするし。
まぁいい。もう少し寝ていよう。。。