４、まずは行商人でもやるか
「空間魔法も２になったね。引き続き空間魔法２の練習もしようか」
「はい、お願いします」
空間魔法２は空間支配と収納空間構築と空間接続だ。
範囲は自分を中心に４００ｍ。
結界は選択的に透過させることもできるようになった。
または弱めて通すこともできる。
魔法障壁は攻撃を反射することもできるようになった。
これは攻撃にも使えるね。
空間支配は把握した空間内の使用されようとしている魔法を分解したり生物や物体を動かしたりできる。
魔物の体内の魔石を取り出したり血液を取り出せば魔物を倒せるなあ。
支配下にある空間で念力が使えるということか。
これは便利だ。
ただレベルが低いのでまだできる事は少ない。
何でもレベルアップだね。
収納空間構築は収納魔法だね。
これもまだ入れるだけ、出すだけ、時間経過ありだ。
空間も１００ｍの立方空間１個だ。
レベルが上がれば様々な条件の収納空間をつくれるようになるので楽しみだ。
空間接続はゲートによる転移ができるようになった。
まだ見える範囲だけだ。
これもレベル上げの必要があるね。
「これからこの世界でどのような職業に就きながら邪神の討伐を行うつもりなの」
「どういう事ですか」
「うーん、例えば国に仕えて邪神討伐を行うとか、勇者パーティーに入るとか、貴族に成り上がって邪神討伐隊を組むとか」
「そうですね。行商人なって旅をしながら資金をまずは稼ぎますかね。だから商品を作る技術と商売のスキルが欲しいですね。その後は傭兵団を作るか魔物討伐ハンターでパーティーを組むかですかね」
「国や貴族には頼らないの？」
「面倒が発生しそうですよね」
「確かに。邪神討伐どころではなくなりそうだな」
「行商人をやりながら信頼できる仲間を集めようかなって。そして自分と仲間を鍛えて邪神に立ち向かおうと思います。ただ仲間を失うことがないように慎重に行きますよ」
「それでは錬金術で魔法薬を作ってみようか。魔法薬は売れるから行商の商品にはいいよ。あと魔道具も作ったらいいね。それで今のステータスはどうなっているかな」
タカシ
人族
レベル１６
職業 魔術師
階級 自由民
体力１６００
魔力５１２００
スキル
空間魔法２
護身術３
自己治癒力２
耐性３
生活魔法
言語理解
念話
ステータス隠蔽
魔力回復速度倍化４
魔力使用量減少４
使用間隔短縮４
思考速度倍化２
並行思考倍化２
「いいね、魔力は十分にあるね。それでは医薬神に診察と治療と魔法薬と作り方を学びな」
「はい」
医薬神から学ぶのは翌日になった。
医薬神はレイム様だ。
金髪の女神様。
医学に関する講義から始まった。
そして診察方法。
魔法でもできるが私は使えない。
ただ一度見せてもらった。
空間内で使えたらいいなあ。
レベルを上げなくてはいけないね。
そういう事で診察の魔道具の使い方を学んだ。
そして治療。
これも魔法で行える。
私が学ぶのは魔道具と魔法薬の使い方だ。
このように使えるようになってトレーラーハウスの工房で魔道具を使って魔法薬を作った。
今回はレイム様が薬草や魔物や獣の素材を持ってきてくれた。
様々な魔法薬を作った。
治療用だけでなく予防薬や魔力回復薬、肥料や魔物除けの薬、睡眠薬や解呪薬など。
様々な物の加工に使う薬も作った。
続いて技能神のカイム様が様々な工作や鍛冶を教えてくれた。
カイム様は研究者タイプの男神だ。
魔法でも作れるはずだが今回は工房で魔道具を使って行っている。
もちろん魔道具も作った。
おっとりしたふくよかな男神の商業神チャイム様からはこの世界の経済の仕組みについて学んだ。
行商人になるには商業ギルドに登録しなくてはならないらしい。
行商人は収納魔法が使えたり魔法のバックを持っているようだ。
各国・各都市の欲しがるものを教えてもらった。
そして何がいくらくらいかという相場も知ることができた。
そうこうするうちにステータスも上がった。
タカシ
人族
レベル２１
職業 魔術師
階級 自由民
体力２１００
魔力８８２００
スキル
空間魔法３
護身術３
自己治癒力４
耐性４
調合１
診察１
治療１
物品製作１
魔道具作成１
鍛冶１
経営１
行商１
経済政策１
生活魔法
言語理解
念話
ステータス隠蔽
魔力回復速度倍化６
魔力使用量減少５
使用間隔短縮５
思考速度倍化３
並行思考倍化３
色々とスキルが増えているよ。
これで空間魔法レベル３も学べるなあ。
空間魔法レベル３には空間内製作があるから行商の商品を作るのに便利だよ。
空間拡張で店も作れるかな？
ただ製作に使う素材がないので明日起きてから薬草を集めたり鉱石を採集したり木材を手にれなくてはいけない。
翌日は素材集めをすることになった。
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