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残り物で邪神討伐!  作者: TKSZ
2/9

2、残り物でゴメンね

「ひとつだけ謝らなくてはいけないのは君に渡せる能力と装備が今までに召喚した者たちの選ばなかった残り物になる」

「どういう事ですか」

「魔法の能力と武術の能力を与えるアイテムは9つずつしか用意できなかった。今までに召喚した者たちが選んだ能力を選べない」

「そうなのですか?今から邪神討伐は止めるという選択は?」

「もう契約済みだから無理。それで魔法はこれになる。×がついているのは選べない」


×攻撃魔法

×防御魔法

×火属性魔法

×水属性魔法

×土属性魔法

×風属性魔法

×回復魔法

×召喚魔法

 から魔法


詐欺商法にあった気分だ。

なんだよこれ!


「えーと残っているのは『から魔法』?なんですか」

「え、ああ、これは誤字だな。空間魔法だよ確か」

「空間魔法っていいんじゃないですか?」


良かった!


「そうだね。使い方次第だけどね。魔法にもレベルがある。1から10までありレベルが上がれば使える内容も増え威力も増す。次は武術だね」


×剣術

×体術

×槍術

×弓術

×投擲術

×斧術

×槌術

×盾術

 ごみ術


「今度は『ごみ術』ですか?これも誤字ですか」

「おお、すまない、護身術の間違いだよ。これもいいな。他の全部を統合したようなものでさらに忍術も加わったものだよ」

「誤字のお陰で残ったのスキルですね」

「ははは、そうだね」

「スキルってこれだけですか」

「いや、後いくつか共通のものをプレゼントしているよ。生活魔法と言語理解と自己治癒力と耐性と念話とステータス隠蔽等をね」

「それほどのチートを授かって今までの人が皆さん駄目だったということはすごく過酷な任務なのですね」

「そんなことはないよ。自分が強くなったと思って暴走して自滅か傲慢になって周囲に迷惑を掛けたのでご退場願ったというところだ」

「そうなのですか。確かに傲慢になりそうですね」

「そうだね、まずはレベルを上げてね。まだどれも個人レベルも各スキルレベルも1だからまだ弱いよ。そうだ魔力回復速度倍化と魔力使用量減少と使用間隔短縮も与えてあるよ」

「それもすごいですね」

「それから空間魔法を使う上で必要な思考速度倍化と並行思考倍化も空間魔法には付いてくるからよかったね。これらも個人レベルが上がれば能力が上昇するから頑張ってね」

「個人レベルってなんですか」

「それぞれの個人の持つ強さというか能力の高さだね。先程も教えた通りスキルを使ったり魔物を倒すと上昇する。今は1、最高は100だよ」

「スキルレベルって?」

「ある物は普通は1から10。魔力回復速度倍化は1から25、魔力使用量減少1から20、使用間隔短縮1から20だよ。これらもスキルを使った方が上昇するよ」


空間魔法と護身術と自己治癒力と耐性にはレベルがあるらしい。

生活魔法と言語理解と念話とステータス隠蔽にはレベルがないという。


魔力回復速度倍化と魔力使用量減少と使用間隔短縮と思考速度倍化と並行思考倍化にもレベルがあるという。

使用魔力量と魔力残量と使用間隔がわかればどのような魔法を使えばいいかわかっていいよね。

でも、


「魔力残量とかレベルってどうやって知るのですか?」

「それはあとで渡す鑑定の腕輪で分かるよ」

「それは便利そうですね」

「それでは装備の方に行くかな」

「はい、お願いします」

「まずは共通で渡したものからね」


まずは魔法バック。

収納魔法付きで時間停止機能あり。

おお、異世界と言ったら無限収納だよね。

ショルダー・手提げ・背負いに使える3Wayだね。

この中に入れていくって。


衣食住の住からか。

普通の二人用テント。

結界・拡張・リビング・寝室2・洗濯機・冷蔵庫・キッチン風呂トイレ付だという。

内部が拡張されているテントはこの世界にあるけどここまで広い物はないという。

キャンプ道具一式もあった。

コンロ・焚火台・調理器具食器一式・シュラフ・工具・バケツ・ロープ・テーブル・椅子・ランタン・ヘッドライト・タープ等だ。

ソーイングセット・各種タオル・洗面用具(消耗分補充)・お風呂用具(消耗分補充)・日用消耗品(消耗分補充)。


これで生活できるね。

移動用にということで馬車。

振動防止機能付き、6人乗り・結界・拡張・寝室2・冷蔵庫・キッチン風呂トイレ付・馬と御者はロボットで最高時速20km。


衣食住の衣は、

着替え10組(古くなったら自動補充)


衣食住の食は

食材・食料(常に1日60食分供給可能)

水筒(水無限)


その他に短剣・ナイフ2本・貨幣が金貨20枚・銀貨20枚・銅貨200枚。

万能魔法薬3本と魔法の地図・鑑定の腕輪。


「ここまでが共通支給品だ。あとは残り物になってしまう」


空の移動には垂直離着陸機とかヘリコプターや飛空船などがあったらしい。

今残っているのは

空飛ぶ絨毯(4人乗り)最高時速180km。


地上移動は装甲車やキャンピングカーもあったと言うが残りは

三輪スクーター(屋根付き二人乗り)最高時速60km。


家もあった。

お屋敷や砦やログハウスもあったらしいが、

トレーラーハウス。

ただし、結界・拡張・リビング・ダイニング・寝室4・洗濯機・冷蔵庫・日用消耗品自動支給・衣類自動支給・キッチン風呂トイレ付・魔道具魔法薬製作工房付き・ガラクタの入った倉庫付き。


「工房付きはここだけだ。倉庫は色々は言っているけど任せるから使えそうなものを使いなさい」


武器は武術スキルで決まるらしい。

伸縮警棒、電撃可能。

魔法銃2丁。

ピストル型は30m・ライフル型は1000m・誘導機能付き。

魔力を弾丸にして飛ばす。

貫通弾と爆裂弾がある。


海上移動用には駆逐艦や豪華クルーザーもあったらしいが、私のはモーターボート(4人乗り・拡張・寝室2・キッチン風呂トイレ付、陸上の飛行可能。重力コントロール推進・最高時速120km)。


まあ、悪くはないよ。

今までの人たちはほとんど使わずに終わったらしい。


今の衣類は私が元の世界に帰るときに使うので着替えて神様に預けた。

着用下のは防御機能付きのものだ。

ローブはかなり快適に過ごせるように工夫されている。

ベストは収納魔法のかかったパケットが沢山ある。

パンツ・長袖シャツ・トレッキングシューズ・靴下・下着・帽子。


「こんなところだけど残り物でゴメンね」

お読みいただきありがとうございました。

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