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プロローグ
「なぁ・・・お前さぁ、俺達がどんな世界で暮らしてるか、知ってるか?」
「知ろうともした事が無かったよ。」
「そんじゃあ、この機会に知っとこうぜ」
「生憎、俺は忙しいんだ。見れば分かるだろ、この大量の参考書。」
「参考書か・・・。俺なんか見るだけで覚えられるけどな。」
「嘘吐いてんじゃねーよ!!それなら俺に脳味噌分けろよ!!つか、あんた誰なの?すげぇナチュラルに喋ってんだけど。」
「俺は真白黒惟。今流行りの少年漫画、『白黒ジャッジメント』の主人公だ!」
「・・・はぁ、あんた何言ってんだ・・・?」