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スペースマン  作者: 本山なお
22/30

ネオ=マルス③

 D969エリア。

 別れ道。進むべき道は右、左から後ろから多数のパラドックス兵が迫る。

「はあはあ・・ここは引き受けた。先に行け!」マーチンは息が上がっている。

「と言うか、もう走れねーんだろ」図星だ。ヨキもしんどそう。

「兄き、降りて。ボクも残る。ここはまかせて!」 

 かつてボッケンは明に命を助けられた。以後彼は明を「兄き」と慕う。

 マーチンは引き返す。

 追って来ていた敵に向けランチャー発射。凍結弾。

 冷却ガスが噴き出し、パラドックス兵が次々と固まる。アクア星戦のお返しだ。

 ボッケンは左の敵兵の群れに突っ込んで行く。

 くわえた鞘の両端から超金属の刃が伸びる。ツインブレード。

 走る。敵兵の銃撃。

 弾を避けて壁走り・・天井へ。飛ぶ。着地。

 倒れる敵兵。ライフルは切断されているが、兵は気絶しただけだ。

 ボッケンは殺気を感じて飛び退く。マイクロミサイルだ。

 爆発。

 爆煙の中から現れるパワードスーツ。その数、10体。


 残り三人はさらに奥へ・・・

 通路の先が開け、緑豊かな住宅地が現れる。

 区画整理された街並み。シリンダー型コロニーの先端、直径2kmのドームの中の高級居住区だ(反対側は巨大光子砲の発射孔になっている)。その空には本来宇宙が見えるはずだが、人工の映像・青空が投影されていた。ここは連邦政府高官の別荘となっており、普段は誰も住んでいないはずだった。

「はあはあはあ・・」明の息が荒い。

「大丈夫か?少し休もう」啓作が聞く。 

「大・丈夫・」

 明を助けるため、デコラスの前に立ち塞がった美理。華奢な身体が震えていた。

 守れなかったのに、「ありがとう」と言ってくれた。

 その悲しげな表情が涙が頭から離れない。

「あの娘は俺を助けるために捕まった。絶対に助け出す!」 

 再び走り出す。

 静まりきった住宅地を走る。

 不思議と敵の攻撃はない。ボッケンたちが引きつけてくれたのか、もうそんなに数がいないのか、秘密のアジトだから大人しくしているのか、分からない。

 それでも油断はしない。周囲に気をつけながら走る。

 明の腕時計の反応が高まる。

「ここだ!この建物の中だ!」

 庭のある二階建ての立派な古い洋館。

 意外だがここが<パラドックス>のアジトだ。

 ヨキが扉に手を伸ばす。啓作はそれを制し、特殊弾をセットしたライフルを構える。

 発射。弾は外扉を突き破り、睡眠ガスを噴出しながら庭を飛び、屋敷の扉に命中。爆発。

 庭に潜伏していた敵がバタバタと倒れる。

 ガスが晴れるのを待って、庭を突っ切り、屋敷へ。

 庭のあちらこちらから残党が銃を構えるが、明の早撃ちで倒され、あっと言う間に全滅。明が壊れた扉を蹴破る。

 中に入る前にヨキがスタングレネードを投げ込む。音爆弾が炸裂する。

 三人は屋敷に突入。

 いきなり広間。高そうな調度品が並ぶ。

 庭での戦いを見ていたのか、ガスマスクを付けた敵が数名倒れている。

 左右に二階への階段がある。途中の踊り場には昔の騎士や武士の鎧がある。

 腕時計の表示は二階を示している。

 二階の敵が攻撃。それよりも明の方が早かった。

 倒れる敵、階下に落ちる者もいた。

 三人は左の階段へ。

 突然鎧の騎士や武士が動き出す。ガードロボットだ。

 明は素早く銃のパワーを上げ、騎士を撃つ。

 啓作も階上の武士をライフルで攻撃。撃破。


「では行って参ります。」

 デコラスはマントを翻し、テレポートして行く。心配そうな美理。

「!」 

 二階に上がった明たちの行く手に現れるデコラス。

「また負けに来たのか。今度は確実に殺してやる。」微笑みながら右手をかざす。

 衝撃波。

 明たちには届かない。バリアーだ。

「何?」

 デコラスは想定外の事態に驚く。

「お前の相手は、ボクだあ!!」

 ヨキの毛が逆立ち、衝撃波がデコラスへ。

 デコラスもバリアーを張り、防ぐ。

「エスパーか!」 

 アクア第6惑星で傷ついた明をテレポートで救出したのはヨキだった。

 二人の超能力戦が始まる。  

 明と啓作はさらに奥へ。


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