戦乙女の微睡み 作者: cloverの三ツ葉の方(二百or四百文字) 掲載日:2013/10/09 冷たい風が白い頬に掛かる髪を揺らし、綺麗な眉が軽く寄せられ、長い睫毛が揺れる。 彼はギクリとして息を呑む。 オレンジのグロスが光る、僅かに開いた唇にドキドキしている場合ではない。 遠巻きに鑑賞されている学園のマドンナは、近付くには危険過ぎる。 逃げようとして誤って椅子を蹴倒し、慌てて其れを起こすと肩を掴まれた。 バッと振り向けば、数学教師はニッと笑う。 「転た寝しちゃったお詫びに、みっちり補習してあげるわね」