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41:つないだ手
待ち合わせ場所の原宿駅は、大混雑。
ほとんどの人が、明治神宮へ向かってる。
ちょっとだけ、竹下通りが懐かしかった。
昔はよく行ったっけ。
今はもう、興味無いけどね。
でも、それどころでは無く。
あたし、背もちっちゃいちんちくりんだから。
あゆちゃんやほたるちゃん、みんなが見付けられない~。
背伸びをして何とか探そうとしたら、後ろから人混みに押されて、倒れそうになっちゃったの。
(ヤバ!)
って思ったんだけど、押される力に敵わなくって。
前のめりに倒れる!
と思った瞬間。
誰かが手を引いて、体勢を立て直してくれたの。
「この混雑で背伸びしたら危ないよ」
――古賀くん!
あーんもう。
白馬の王子様なんだから!
「あ、ありがっとう……」
まだ、つながれたままの手と手。
熱い……。
「あ。挨拶がまだだったね。明けましておめでとうございます」
「そか。そだよね。新年明けましておめでとうございます」
『今年もよろしく』
同じことを同時に言っちゃたら。
何だか妙に楽しくなっちゃって。
2人で笑っちゃった。




