39/47
39:いつかあたしだけに
ちょっとため息。
(何でも無く、会話出来るけど。――古賀くん。いつか。あたしだけに振り向いて)
贅沢な願いだって分かってる。
でも、ここまで仲良くなれると。
いつまでも、
『恋人同士』
になんて、なれない気がして……。
一番コワいのは。
この関係のまま、卒業を迎えちゃうんじゃないかって。
その前に、3年生に進級したら。
クラスだって、ばらばらになっちゃうかもしれない。
『お友達』
のままで。
古賀くんの想いは、そりゃあ知りたいけど。
――訊けない。
玉砕するなら。
今の関係でいたい。
あたしの恋心は、暴走しそうになってるけど。
まだ、ストップさせることは出来るから。
(古賀くん。いつか。振り向いて笑ってくれますか?)
「しのっちー。来てー」
ほたるちゃんだ。
そうだよ。
ユーチョーに考えてられないって!
「今行くねー」
あたしはココロにフタをして。
あゆちゃんとほたるちゃんの元へ、向かったんだ。




