表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/47

31:いよいよだ

 部活の教室。

 古賀くんが正式部員になって、もう一度自己紹介。

 昨日より、もっと詳しく。

 好きな作家が、芥川龍之介だって。

 うあー。

 純文学が好きなんだ。

 あたしだったら、ラノベ作家さんを挙げちゃうところだよお。

 詩人は、三好達治。

 授業でやった作品しか知らない。

 もしかして、あたしって文芸部員失格?

 決して読書家で無いことは、自覚してるけど。

 この点、あゆちゃんとほたるちゃんはスゴいんだ。

 何でも読んじゃう濫読家。

 古賀くんはどうなんだろう……?

 芥川龍之介を挙げちゃうぐらいだから、幅広く読んでるんだろうな。

 勉強の出来もスゴいしね。

 告白云々は置いておいて。

 見習わないといけない点が、たくさんあるんじゃないの?

 ああ。

 自分が恥ずかしい。

 そんなことを考えていたら、自己紹介が終わった。昨日に引き続き、拍手。

 あたしは、古賀くんの手にある、バインダーが気になって。

(あの中に、古賀くんの作品があるんだ……)

 緊張が強まって来たー。

 あたしのレベルじゃ、恥ずかしくって見せられないかなあ。

 でも。

 仕方が無いよね。

 それがあたしの、限界なんだから。

 あゆちゃんやほたるちゃんみたいに、率直に読んでもらうしか無いよ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ