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93時間目「恐怖を克服せよ!」

一刀「デーヴァ達が焦り出すなか、俺達は猪々子と斗詩からデーヴァ復活の原因は麗羽にあるということを知る。そして俺達ドラグーンナイツが気合いをいれようとしたところ突如デーヴァ達が出した恐怖という闇の気が学園に流れ出してしまう。ピンチになるドラグーンナイツだが、恐怖心がなかった恋だけがデーヴァに立ち向かうのだった 」

学園内


ビリー「お前は昔付き合っていた恋人のジェーン!?浮気したのは謝るから許してくれー! 」


ロビン「女王陛下!?すみませんでしたお許しをー! 」


ルイ「狼は嫌です〜! 」


恋を除くみんなはマコラの仕掛けた恐怖に怯えていた。


一刀「母さん、この歳でけつ叩きは勘弁してくれー! 」


この恐怖を破る方法はただ一つ、己が恐怖に打ち勝つしかないのだ。


だがみんな恐怖に怯えていてそれどころではなかった。


校庭


マコラ「にししっ!人間ごときが恐怖に打ち勝つなんて無理だキー!並大抵なことで恐怖を消せるものか! 」


そして校庭ではマコラ・アンチラVS恋・ショウトラの戦いが繰り広げられていた。


マコラ「このデーヴァの恥っさらしの裏切り者め!お前なんてこの俺が始末してやるぜ! 」


少将(ショウトラ)「マコラよ、人間を甘くみるでないぞ 」


マコラVSショウトラ


恋「…早くみんなを元に戻す! 」


ブォンッ!!


超進化した恋は方天画戟をアンチラにふるうが


ガキンッ!


アンチラ「それは無理だ。あの闇の気を当てられた者は外部から話しかけても何にも聞こえない。自分自身が闇の気を取り払わなければ無理だ 」


アンチラの宝斧に方天画戟を防がれるのであった。


その頃、学園内


モワァ〜ッ!


学園内は今でもビカラの吐き出した闇の気が充満していた。


アルベルト「寄るな!僕に近寄るな! 」


蒼魔「くそ親父!俺にまとわりつくんじゃねぇよ! 」


みんなは見えない恐怖に怯えていた。だが回りをよく見てみれば恐怖などなくただみんなが暴れているだけである。


つまりこの恐怖は幻のようなものなのだ。


月「へぅ〜!麗羽さん私をいじめないでくださ〜い! 」


蓮華「姉様、また私の財布からお金を! 」


華琳「お父様、もう悪戯しないから押し入れに閉じ込めないでー! 」


だが幻とはいえみんな恐怖が食い込んでいるので本物のようにしか見えていなかった。


一刀サイド


切刃「私はそんなエッチな子に育てた覚えはない!お尻が腫れ上がるまで叩くから覚悟しなさい!♯ 」


一刀「やめてくれよ母さん!もう絶対エッチなことはしないから許してー 」


一刀は母である切刃の幻に恐怖を感じていた。


一刀が一生懸命謝っていると


切刃「いいえ!許しませんこっちに来なさい!♯ 」



一刀「いやーっ!あれっ? 」


ここで一刀は一つの疑問を感じていた。


一刀「(変だぞ、いつもの母さんなら…) 」


一刀幼少時


切刃「こら一刀!お尻を叩くからまちなさーい!♯ 」


幼児一刀「いやだー! 」


ピューッ


一刀は悪戯をして母に叱られていた。


そして一刀は押し入れに逃げ込むと


切刃「一刀!出てきなさい♯ 」


幼児一刀「もうしないから許してよー! 」


と一刀は言った。


普通ならばさっきのように「許しません!」と無理にでも押し入れを開く人が多いと思うが切刃はそうはせず優しい声で


切刃「一刀、今は許してあげるから出てきなさい 」



と言うと


ガラリッ


幼児一刀「ホントに許してくれるの? 」


切刃「えぇ、許してあげますからこっちに来なさい 」


これを聞いた幼児一刀は


幼児一刀「お母さん! 」


ぎゅっ!


切刃に抱きつくが


ガシリッ


幼児一刀「えっ!? 」


切刃は飛び付いてきた一刀が逃げないように捕まえると


切刃「さてと一刀、お尻叩くから覚悟しなさい♯ 」



実は切刃の演技であった。


幼児一刀「叩かないって言ったのに〜! 」


じたばた


一刀は脱出しようとするが完全に捕らえられているので逃げることができない。


切刃「甘いわよ一刀、今は叩かないけど、後で叩くからね 」


幼児一刀「いやーっ! 」


その後、幼児一刀はお尻を竹刀で数回叩かれたという。(もはや虐待かもしれません)


そんなことが何回かあり、一刀が逃げても切刃に騙され最後には叩かれるという無限ループの生活をおくっていた。(騙されないように閉じ籠ると切刃が泣き真似をするため何度も叩かれる羽目となった。)


つまり切刃は一刀を叱ろうとすると油断させてから叩くということに決定されていた。


現代


一刀「(あの母さんが油断させずに叩くなんておかしい!) 」


そのことに一刀が気付くと


一刀「(ってことはこいつは母さんじゃないんだ!だったら怖くない) 」


そして一刀は


切刃「覚悟しなさい一刀! 」


ブォンッ!!


叩きに来る切刃に対して



一刀「偽物とはいえ、ごめんね母さん! 」


バシッ!


一撃を食らわした。


すると幻の切刃は


スゥ〜ッ


あっという間に消えていった。


パッ


そして恐怖に打ち勝った一刀が回りを見てみると


レイ「近寄るな〜!カエルが〜! 」


桃香「お母さんやめてよ溺れちゃうよー! 」


一刀「どうやらみんなも俺と同じようだな 」


それに気付いた一刀だが、どうすることもできないと知ると


ガキガキンッ!


外から音が聞こえてきたので見てみると


恋「…ハァッ! 」


アンチラ「フンッ! 」


ガキンッ!


マコラ「くたばれー! 」


少将「ふんぬっ! 」


ガキンッ!


外で恋と少将がマコラとアンチラと戦っているのが見えた。


一刀「大変だ!?今いくぞ恋! 」


ガチャーンッ!


一刀はガラスを割りながら窓から飛び降りた。


スタンッ


地面に降りた一刀は直ぐ様


一刀「超進化! 」


パァッ!


聖騎士光龍となると


一刀「恋、無事か! 」


ダッ!


直ぐ様恋の元に駆け出した。


恋「…一刀! 」


アンチラ「ちっ 」


恋はアンチラと戦いながら一刀を見つけると


恋「…あの猪がみんなを悪くしている 」


一刀「わかった。ありがとうな恋! 」


ダッ!


恋から聞いた一刀は闇の気を吐き出すビカラの元に駆け出した。


マコラ「バカな!?闇の気を食らって立ち上がるやつが他にもいるなんて!? 」


少将「人間とはときにはものすごい力を持っているのだ 」


ダダッ!


そして一刀がビカラの元にたどり着くと


一刀「面倒だ!さっさと終わらせてやるぜ! 」


ジャキンッ!


一刀は究極の光の剣『聖龍光丸』を構えると


一刀「『聖俄龍烈風斬』! 」


キュルルーッ!


刀を回転して貫く技で攻撃するが


ボインッ!


一刀「なっ!? 」


ビカラ「ボガボガァ? 」


ビカラの体に弾かれてしまった。


マコラ「馬鹿な奴め!ビカラの体にはどんな技も武器も弾かれてしまうのだよ! 」


それで一刀は弾かれてしまったのだった。


一刀「だったら『朱雀炎』『玄武雷』! 」


ゴォーッ!!


バチバチーッ!!


一刀はビカラに炎と雷を当てるが


ビカラ「ボガボガァ? 」


ビカラには全然効いていなかった。


一刀「くそっ!なんて体なんだ!? 」


逆に一刀は大技の連続で少し疲れていた。


一刀「(相手はどんな技さえも通じないうえに闇の気を吐き出す力がある。どうすればこいつを倒せるんだ?) 」


一刀が必死になってビカラ攻略法を考えていると


一刀「これしか手はないな! 」


スッ


一刀が何かをひらめいたのか、一刀は闇の気を吐き出すビカラの正面に立つと



一刀「これでダメなら仕方がない! 」


ゴォーッ!!


一刀は両手に光の力を溜めると


一刀「『光龍と項羽の気光波(ライトニングドラゴンオーラ)』! 」


ゴォーッ!!


一刀は両手から光の波動を出してビカラの口の中に波動を流した。


ビカラ「ボガボガァ!? 」


すると当然ビカラは一刀の光の気を口に入れることになり


ビカラ「ボガボガァ!? 」


闇の気が好物であるビカラは一刀の光の気を嫌って口を閉じようとするが


一刀「開いた口は塞がせないよ! 」


ドゴォーッ!!


更に一刀は光の気を出しまくり


ビカラ「ボガボガァ!? 」


ビカラの口が閉じるよりも早くビカラの体の中に一刀の光の気が充満していった。


ビカラ「ボガボガァ!? 」


ドッカーンッ!!


そしてついにビカラは光の気を体に入らないくらい受けてしまい爆発した。


スッ!


そしてビカラが死んだことにより闇の気も消滅していった。


マコラ「まさかビカラまで殺られるなんて!? 」


アンチラ「人間ってやっぱり油断大敵だ 」


闇の気が消滅したことにより


バババッ!


蒼魔「この猿野郎!よくもやってくれたな! 」


焔「たっぷりとお礼してやるぜ! 」


ズラリッ


恐怖が消えたドラグーンナイツの十人がマコラとアンチラの回りに立ち並んだ。


マコラ「くそっ!これでは逃げることができん!? 」



アンチラ「もうダメかも!? 」


マコラとアンチラに絶体絶命の危機が迫る!


インダラ「インダラだ。猿の浅知恵はわかっていたがやはり失敗したようだな、やつらを倒すにはやはり圧倒的な力が必要だ。ということで我に力を貸せ!次回、『デーヴァリーダー・インダラの実力』我の力を思い知るがよい! 」

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