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9時間目「学園男子最強と学園女子最強」

この小説を始めて9話、前作よりも一話に対して文字数が多く、意外に一話でまとまりにくい時があります。その時は余計な文字を消していますがそれでも無理な時は二話に分けてやっています。

以前一刀が暴れた黄巾高校(3話参照)


ここから凄い音が鳴り響いていた。


ドサッ!


張曼成「ぐほっ! 」


黄巾高校番長、張曼成が投げ飛ばされた。


張曼成「先輩、もう勘弁してください… 」


張曼成が言うと


張譲「やめねぇよ、この高校の面汚しが! 」


黄巾高校OB、張譲21歳。現在はヤクザの幹部


張譲「聞けばテメェら、フランチェスカ学園の奴にボコボコにされやがって!しかもたった一人相手にだぞ!この前も3万人が女一人にやられるとは情けない後輩だぜ! 」


グリッ!


そして張譲は張曼成を踏みつける。


張曼成「でも先輩!相手はおとしの北郷と天下無双の呂布ですよ!勝てるわけが… 」


張曼成が言うと


ドカッ!


張譲「言い訳は見苦しいんだよこのタコが! 」


張譲は張曼成を殴りつけた。


張譲「まぁいい、俺もフランチェスカの奴らには頭にきてるんでな!その北郷も呂布も俺が何とかしてやるよ! 」


ニッ!


張譲は張曼成を睨みつけた。


黄巾高校でそんな話が出てきた頃、一刀は


一刀「さて、会長としての仕事をやりますか! 」


実は一刀は昨日、前会長である麗羽の無駄使いを全て削除し、本来の使用である部活創設資金で新たに部活希望者を募集して今日がその集まった部活の視察をする予定なのだ。


一刀「それじゃあ行こうか副会長♪ 」


一刀が言うと


璃々「うんっ♪ 」


新たに副会長になった璃々の手を引いて出かけるのであった。


ちなみにあの後、璃々に副会長について説明すると本人が『おかあさんと学園にいられるのならやりたい! 』とますますやる気になってしまい、仕方なく副会長に任命した。(断ろうとすると泣き出すからである)


一刀と璃々はまず料理部部室である家庭科室を訪ねた。


ちなみに部活をつくるには部員3人以上と顧問の先生が必要である。


家庭科室


料理部部長・曹操華琳

部員・典韋流琉、徐庶卵里

顧問・水鏡洋子


一刀が家庭科室の扉を開くと


華琳「あら、来たのね一刀! 」


華琳が出迎えて(?)くれた。


一刀「ここでは料理の他にお菓子もつくってるんだな! 」


一刀の目の前には机に並べられた豪華な料理やお菓子が並んでいた。


華琳「私が部長である以上、半端なものはつくれないからね! 」


華琳が自慢げに言うと


璃々「このお菓子食べていい? 」


璃々が聞いてきた。


流琉「食べてもいいですよ♪ 」


流琉から了解をえると


璃々「ホント!?じゃあいただきま〜す! 」


スッ!スッ!


璃々は次々とお菓子に手をつけた。


そして華琳はそっと一刀に近付くと


華琳「一刀が会長になってよかったわ(ボソッ) 」


と耳打ちした。


一刀「んっ?何か言ったのか? 」


しかし一刀には聞こえていなかった。


華琳「何でもないわよ!この馬鹿!/// 」


華琳が顔を赤くしながら怒り出した。


すると


パクパクッ!


卵里「ひゃわわ〜!璃々ちゃんそんなにお菓子を食べちゃダメでしゅよ〜!? 」


徐庶 卵里、朱里・雛里とは同じ中学の同期生。


彼女はさっきからお菓子を食べ続けている璃々に注意するが


璃々「いや〜!もっと食べるの〜! 」


璃々は食べるのをやめなかった。


華琳「うちの部を食い荒らす気なのかしら!!! 」


ギロリッ!


華琳が一刀を睨みつけると


一刀「失礼しました!?璃々ちゃん、次に行こうね〜!! 」


ガシッ! ダッ!


一刀は璃々抱きかかえると家庭科室を飛び出した。


璃々「あ〜ん!もっと〜! 」


それからしばらくして


あの後、お菓子を食べ損ねてぐずる璃々を何とかあやして次々と部活を見て回った二人。そして残るはあと一つとなった。


一刀「え〜っと、ここが動物飼育部の部室か 」


動物飼育部、馬術部とは違い馬だけでなく他の動物の面倒をみる部である。


ガチャッ!


一刀が部室の扉を開くと


?「ガゥッ! 」


?「グルルゥー! 」


中からいきなり白虎とパンダが飛び出してきた。


一刀「うわっ!? 」


突然のことにさすがの一刀も反応が鈍り


ズッシーン!!


二頭につぶされた。


璃々「おにいちゃんだいじょうぶ? 」


璃々が心配していると


シャオ「こら〜!周々、善々勝手に飛び出しちゃダメでしょ! 」


更に中から1-B孫 小蓮(通称シャオ)が飛び出してきた。


シャオ「二人共!何を踏んでるの? 」


シャオが二匹の足元を見てみるとそこには…


ぺら〜ん!!


二匹につぶされてのしイカ状態になった一刀がいた。


しばらくして


一刀「ひどい目にあったな!? 」


何とか一刀は救出された。


シャオ「会長さんごめんなさい!ほら、二人も謝りなさい! 」


シャオが言うと


周々「ガルルゥ〜… 」


善々「グルルゥ〜… 」


白虎の周々とパンダの善々は頭を下げた。


一刀「もういいよ!ところで部長の恋はどこ… 」


一刀が続きを言おうとすると


タタタタタッ!。


どこからか足音が聞え、


ねね「ち〜ん〜きゅ〜う〜… 」


ビュンッ!


その者は高く飛び上がると


ねね「きぃぃっく!! 」


ドカッ!。


一刀に蹴りを喰らわした。


ねね「このへぼ会長め!恋殿を呼び捨てにするなんて10年早いのです! 」


1-C陳宮 音々音(通称ねね)恋を愛する後輩。


しかしねねは足の感触がおかしいことに気が付いた。


何故ならば…


一刀「いきなり蹴るなんて危ないな!? 」


一刀がねねの蹴りを受け止めていたからである。


ねね「このっ!掴んでないではなすのです! 」


ねねが足を捕まれながら暴れていると


一刀「ホントにいいの? 」


ねね「いいからさっさとはなすのです! 」


ねねが暴れながら言うと


一刀「じゃあ… 」


パッ!


一刀は掴んでいたねねの足をはなした。


解放されたねねは


ねね「やっとはなしてくれやがったな!このへぼ… 」


ここで忘れてはいけないのがねねは立っていた一刀に足を掴まれていたことである。しかもねねは逆さ吊りの状態だ。そんな状態で一刀が手をはなせば…


ゴッチ〜ン!★彡。


当然のごとくねねの頭は床にぶつかった。


ねね「うぅ〜!へぼ会長めよくもねねの頭にタンコブを…!! 」


ねねは一刀を睨みつける。


一刀「だから言っただろ!はなしていいのかって 」


その結果がこれだ。


一刀「ところで話は戻るけど部長のれ… 」


ねね「ウー!! 」


一刀「呂布さんはどこに行った? 」


するとシャオが答えた。


シャオ「恋ならたぶんセキト達の散歩だと思うけど… 」


一刀「セキト? 」


一刀が?を浮かべていると


?「ワンッワンッ! 」


セントバーナードがこっちに向かってきた。


ねね「あれは張々!恋殿と一緒に散歩に向かったはずなのです! 」


ねねは張々に近付くと


ねね「張々!恋殿はどうしたのですか!? 」


すると張々は


張々「クゥ〜ン! 」


スッ!


口にくわえていた紙をねねに渡した。


パラッ!


ねねがその紙を広げて読んでみると


ねね「これは!? 」


ねねは驚いた。紙には


『お前が可愛がっている犬ころは預かった。返してほしくば一人で黄巾高校に来い! 黄巾OB 張譲 』


この手紙は前にも似たような感じがあった。


これを見たねねは


ねね「くっ!黄巾OBの張譲といえば在学時代からの悪で、卑怯がモットーの腐った奴なのです! 」


そしてねねの後ろで手紙を読んだ一刀は


一刀「璃々ちゃん、お兄ちゃんはちょっと出かけてくるからここで待っててくれるかな? 」


璃々「うんっ!いいよ 」


璃々から了承を得ると


一刀「待ってろよ! 」


ダッ!


一目散に走っていった。


ねね「ちょっとお前!?どこに行くのですか? 」


ねねが止める間もなく一刀は走り去って行った。


そして一刀が来る前、黄巾高校では


恋「…約束通り一人で来た。だからセキトを返す! 」


恋は黄巾高校生徒+OBに囲まれながら言うと


張譲「ヤダね!お前には前に痛い目にあってるからなたっぷりお返してもらうぜ! 」


スッ!


張譲が腕を上にあげると


ジャッキーン!


黄巾生徒達が一斉に武器を取り出した。


恋「…仕方ない 」


スッ!


恋が腰にある方天画戟に触れようとすると


張曼成「待ちな!こいつがどうなってもいいのか! 」


スッ!


?「クゥン… 」


張曼成が恋に突きつけた物は恋の愛犬であるコーギーのセキトだった。


それを見た恋は


恋「…セキト大事 」


パッ!カランッ!


恋は方天画戟を地に落とした。


張譲「分かってると思うが少しでも抵抗したら犬の命はないからな! 」


張譲が言うと恋は


コクリッ 恋「…わかった 」


うなずく恋であった。


そしてそれを確認した張譲は


張譲「野郎共!たまった恨みを返してやりな! 」


黄巾軍『オォーー!! 』


張譲が叫んだ後に黄巾軍は無抵抗の恋に襲いかかった。


それからしばらくして


ボロッ


恋は黄巾軍にやられて体が倒れてボロボロになっていた。


セキト「わんっ!わんっ!? 」


セキトが凄い勢いで叫びまくる。


張曼成「うるせぇぞこの犬! 」


ブンッ!


張曼成はセキトを殴ろうとするが


張譲「馬鹿かテメェ、人質に傷付けたらこいつが何するかわからねぇだろうが! 」


張譲が張曼成を怒鳴りつけた。


張譲「だが、人質が無事ならばこいつは抵抗できないからな 」


ドスンッ!


張譲は恋の頭を踏みつける。


黄巾生「さすがは張譲さんだ!あの天下無双の呂布をここまで痛めつけるなんて! 」


黄巾達が張譲を褒めると


張譲「ふんっ!ガキのテメェらには勝てないだろうが大人の俺には呂布だろうが北郷だろうが相手じゃないんだよ! 」


張譲がそう言っていると


?「ならば相手してもらおうじゃん! 」


突然後ろから声が聞え、黄巾軍が振り向くと


一刀「久しぶりだね張曼成くん! 」


バァン!


そこには一刀が立っていた。


一刀の姿を見た黄巾軍は


黄巾生「ほ…北郷だ!? 」


何人かがビビりまくっていた。


張譲「テメェが北郷か!前は後輩が世話になったそうじゃねぇか! 」


張譲は一刀の前に立つと


張譲「こいつはそのお返しだ! 」


ブンッ!


張譲はいきなりメリケンサック付きの拳で殴りかかってきた。


が…


パシッ!


一刀は簡単に張譲の拳を受け止めた。


張譲「馬鹿な!?学園中の不良をけちらしてきた俺の拳を止めやがった!? 」


これには張譲も驚いたが


一刀「お前が学園中なら俺は… 」


一刀は拳を後ろにすると


一刀「鹿児島中の不良を相手にしてきたんだよ! 」


ドグボッ!!。


一刀の拳が張譲にもろに当たり、張譲はぶっ飛んでいった。


張曼成「(やっぱりこいつは化け物だ!?) 」


張曼成が驚いていると


一刀「次はお前か? 」


ギロリッ!


一刀は張曼成を睨みつける。


すると張曼成は


張曼成「ひぃっ!?すみませんでした!犬は返しますので勘弁して下さい! 」


張曼成は捕まえていたセキトを返すと


張曼成「失礼しました!? 」


ビュンッ!


そのまま走り去っていった。さらに張曼成に続いて他の生徒も逃げていった。


セキト「クゥン… 」


セキトは倒れた恋に近寄っていき


ペロペロッ


恋の顔を舐めた。それを見た恋は


恋「…セキト、無事でよかった♪ 」


笑顔を返すのだった。


一刀「さてと! 」


そして一刀は恋に近付くと


ヒョイッ!


恋を肩に担いだ。


恋「…? 」


さすがの恋もわけがわからなかった。すると一刀は


一刀「ボロボロの女の子を歩かせるわけにはいかないだろ!(ニコッ!) 」


一刀のスマイルに恋は


恋「(…何で顔が熱いの?///) 」


?を浮かべながら赤面していた。


この後、二人は無事学園についたが一刀に担がれている恋を見たねねにキックを喰らってしまったのは後の話である。


聖フランチェスカ学園


新部活

本編で説明した以外の部活を説明します。


・読書部

顧問:周瑜 冥琳

部長:陸遜 穏

諸葛 朱里

鳳統 雛里

于吉 武人

本を読んだり、雑誌をつくる部活。

・音楽部

顧問:厳顔 桔梗

部長:張 人和

張 天和

張 地和

袁術 美羽

張勲 七乃

コンサートを開く部活

・動物飼育部

顧問:何進 愛

部長:呂布 恋

陳宮 音々音

孫 小蓮

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