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89時間目「光を失う街」

一刀「俺達は雫のわがままによりニュージーランドに来ていた。そしていつの間にか桃香達まで俺を奪うようになってしまい、争いをなくすために競泳が開かれるも雫は裏をかいて俺と二人っきりに、だがそこへデーヴァの一人アジラと遭遇し戦う雫だった 」

アメリカ・ラスベガス


世間的にもギャンブルの街と言われる昼夜を問わず光で明るい街、ここには故郷であるアメリカの警護に来たビリーと相談があると言われて来たアルベルトがいた。


アルベルト「あのねぇビリーさん、僕はあなたから『とっても大変な目にあっているから助けてくれ!』と連絡を受けたからドイツからわざわざ来てあげたんですけど 」


ビリー「そんで? 」


アルベルト「なのに… 」


ジャララーッ!


アルベルト「こんなところでギャンブルしてるんですか!? 」


今二人はカジノ場に来ていた。


ビリー「だから言った通りだよ。たまの息抜きに頭の固いお前さんを娯楽に誘おうと思ってね♪ 」


気楽な人である。


アルベルト「僕は忙しいんですよ!失礼します 」


スッ


アルベルトが去ろうとするが


ビリー「固いこと言うなよ〜!同じドラグーンナイツの仲間じゃないかよ 」


ビリーはアルベルトの片足にしがみついていた。


アルベルト「離してください!僕は帰らなくちゃいけない… 」


アルベルトがビリーを振り払って去ろうとすると


一刀「よぅっ!ビリー久しぶりだな 」


バンッ!


入り口からタキシードを着た一刀が現れた。


ニュージーランドにいた一刀はビリーに呼ばれて桃香達と共にラスベガスに来ていたのだ。


アルベルト「(どきっ)か…一刀さん!?/// 」


ビリー「(何で顔が赤いんだ?)おぉマイフレンド一刀、来てくれたのかよ! 」



一刀「お前が助けてくれってメール送ったからだろうが 」


一刀が言うと


桃香「ここがカジノってとこなんだね初めて見たよ 」


華琳「お父様の付き添いで何度か来たけど本場は違うわね 」


ぞろぞろっ


一刀の後ろから桃香・華琳・蓮華・月が現れた。(雫は桃香達に無理矢理おさえられてニュージーランドに残された。)


ビリー「それじゃあ仲良くギャンブルといきますか! 」


一刀達『ギャンブル? 』


アルベルト「実はかくかくしかじか… 」


アルベルトが理由を話すとまぁビリーだから仕方がないやということでギャンブルをすることになった。


桃香「まずは手始めにスロットだよね♪ 」


蓮華「日頃動体視力を鍛えている私達には楽なものだな! 」


華琳「持ち金を十倍にしてやるわよ! 」


数分後


桃香「お小遣いが無くなっちゃった… 」


蓮華「こんなはずでは!? 」


華琳「この機械が狂ってるのよ!♯ 」


そして月はと言うと


ジャララーッ!


月「すみませ〜ん!この機械壊れてますよ〜。こんなにコインが出てるんです〜!? 」


ずこっ


この中で一番とろそうな月が一番稼いでいた。


ビリー「おっ!嬢ちゃんえらく稼いでるじゃないかあっちでルーレットやってるからしないか? 」


月「ルーレットですか? 」


※西森はスクラッチしかギャンブルをしたことがありませんので『これは違うぞ!』というツッコミは控えてください。


このカジノには特別なルーレットがある。


ルーレットは赤と黒の1〜50までの100個と普通なのだが、基本的にルーレットは配当が2倍で当たる確率が1/2の色賭(赤か黒のどちらか)、配当が36倍で当たる確率が1/50の数字賭、更にこのカジノには配当が100倍で当たる確率が1/100の数字と色を当てる両賭がある。(両賭のあるカジノがある場合配当が違いますのでこの話を本気にしないでください)


ガヤガヤ


アルベルト「何だか騒がしいですね 」


ビリー「そこのおっちゃん、ルーレット場で何かあったのかい? 」


ビリーが人に聞くと


おっちゃん「すごい人がいるんだよ!両賭を四回成功している人がいるんだよ!最初賭けたのは1ドル(約100円)だったんだけどさ 」


おっちゃんの話を聞くと



桃香「ってことは日本円で100を4回掛けるわけだから…いくら? 」


華琳「桃香、答えは… 」


1×100=100ドル(一万円)


100×100=一万ドル(百万円)


10.000×100=百万ドル(一億)


百万×100=一億ドル(百億)


華琳「答えは百億円よ 」


桃香「へぇ〜、百億か〜!…って百億円!? 」


あまりの桁に驚く桃香だった。


するとそこへ


一刀「みんなどうしたんだ? 」


ガラガラッ


来る時には持っていなかった大型のスーツケースを持った一刀が現れた。


桃香「一刀くん!?それってもしかして!? 」


一刀「あぁ、ルーレットで適当に数字を言いまくったら大勝だぜ 」


この男は天に愛されているのだろうか!?


一刀「そうだ華琳、今まで借りてたお金これで足りるか? 」


華琳「それだけあればお釣りが大量にくるわよ! 」



一刀達が話をしていたその時


フッ


カジノの電気が消えた。


桃香「暗いの怖いよ〜!一刀くん助けて〜! 」


蓮華「桃香、私に捕まるな! 」


ビリー「もしかしてデーヴァの仕業か? 」


アルベルト「もしかしなくてもこんなことできるのはデーヴァしかいないでしょう! 」


そんな時


ピクンッ!


一刀はデーヴァの気配を読み取った。


一刀「どうやら一番上に何かがいるみたいだぜ! 」


すると


ビリー「了解!デーヴァの相手は俺に任せな! 」


アルベルト「僕もサポートしますよ! 」


ダッ!


二人が出ていくと


一刀「待ってくれ!俺も… 」


一刀も出ていこうとするが


ガシッ!


月「へぅ〜!怖いです〜!? 」


桃香「一刀くん助けて〜! 」


蓮華「私は別に怖くないのだが仕方なくな!? 」


華琳「一刀〜!私から離れないでー! 」


一刀大好き連合につかまってしまいそのまま一刀は動けなかった。


カジノの屋根の上


ビリー「この屋根のどこにデーヴァがいるんだ? 」



アルベルト「どうやら敵は迷彩能力(隠れる力)が使えるらしいが僕の前では無駄だよ! 」


パチンッ!


アルベルトはドクロの眼帯に取り付けられたセンサーを起動させると


ピピピッ… ピコンッ!


アルベルト「敵はそこの中央にいますよ! 」


ビリー「OK♪ 」


ジャキンッ!


ビリーは腰からリボルバーを取り出すと


ビリー「『雷撃弾(ライオットブリット)』! 」


ドキュンッ!


雷の力を使うビリーは超進化しなくても雷の弾丸を撃つことができるのだ。


ビリーが放った弾丸は


バチンッ!


何もないところで炸裂した。


シンダラ「ちっ!もう見つかってしまうとはな!? 」



そして何もないところからデーヴァの一人、鳥神シンダラが現れた。


ビリー「テメェ!俺の故郷で何しやがるんだ! 」


ビリーが怒るとシンダラは


シンダラ「決まっているだろう!人間というものは光がないと何もできない弱虫揃いだからな、だから電気を食料とするこの俺様がこの世界から『電気』という光を吸いとってやるのさ! 」


シンダラが言うと


ビリー「んなことさせるかよ!電気が無くなったら俺の大好きなスロットができないじゃねぇか!お前は俺が必ず倒してやるぜ! 」



ゴゴゴッ…!!


理由はともかくビリーが気を溜め始めていると


アルベルト「それじゃあ僕も戦うとしますか! 」


ゴゴゴッ…!!


アルベルトも気を溜め始めた。


そして


ビリー・アルベルト『超進化! 』


パァーッ!


二人が同時に気を溜め終わると


ゴロゴローッ!!


ウィィーンッ!!


ビリーに雷が落ち、アルベルトに鉄の塊がまとわりついて


ドッカーンッ!!


龍の鱗がつけられたウェスタンベストを身に纏い、雷マーク入りのズボンと車輪つきのロングブーツ、頭にはカウボーイハットを被ったビリーが現れて


バキバキンッ!!


見た目がまるでロボコップのようなアルベルトが現れた。


これぞ二人の超進化、轟騎士雷龍と機騎士鋼龍である。(ダサいと思ってくれても別に構いません)


ビリー「一気に決めるぜ!『雷撃波動弾(ライオットブラスト)』 」


ドキュンッ!!


ビリーが技を放つと


アルベルト「ダメですよ!奴に雷は!? 」


アルベルトが忠告するがもう遅かった。


アルベルトの忠告通り


シンダラ「バカか貴様らは! 」


バクンッ!


シンダラはビリーが放った『雷撃波動弾(ライオットブラスト)』を食べてしまった。


アルベルト「雷を食べる敵に雷属性のビリーさんではまずい!?ここは僕がいかせてもらう! 」


アルベルトが言うと


ウィィーンッ!


左腕からサブマシンガンが出てきた。


アルベルト「『アタックフォーメーションタイプγ(ガンマ)』! 」


ドキュキュンッ!


アルベルトはシンダラにサブマシンガンを乱射するが


キキキンッ!


シンダラ「フンッ!そんな攻撃を食らって散るような俺様ではないぜ! 」


固い体をもつシンダラにサブマシンガンは通用しなかった。


シンダラ「こいつを食らって落ちちまえ! 」


バササッ!


シンダラは翼を広げて強風を起こして二人を落とそうとする。


アルベルト「しまった!? 」


ビューっ!!


ビリー「アルベルト!? 」


そしてアルベルトはうっかり飛ばされてしまい屋根から墜落した。(ちなみにここは五十階建てのビルの屋根です)


そしてアルベルトが落ちたその時


一刀「なんとか振り払うことができたぜ!? 」


一階のカジノから一刀が桃香達を振り払って出てきた。


そしてそれとほぼ同時に



アルベルト「うわーっ!? 」


一刀「えっ? 」


ドッシーンッ!!


一刀は落下してきたアルベルトに激突してしまった。


一刀「何が落ちたんだ? 」


一刀が平気な顔で落ちてきたものを探っていると


むにゅっ♪


何だか柔らかいものをつかんだ。


一刀「えっ!? 」


一刀がそれをよく見てみると


アルベルト「う…う〜ん 」


そこにはアルベルトが倒れていて一刀の手はアルベルトの胸をさわっていた。


一刀「(何で!?何で男なのに胸があるの!?) 」


一刀が驚いていると


アルベルト「はっ!? 」


アルベルトが目を覚まして現状を確認した瞬間


アルベルト「きゃーっ/// 」


バッチーンッ!!


一刀「ぶへっ!? 」


一刀はアルベルトから平手打ちを食らってしまった。


一刀「どうなってるの? 」


一刀が驚いていると


キィーンッ!


また何かが落ちてきた。落ちてきたものの正体は…


シンダラ「グエーッ!! 」


シンダラだった。


ビリー「やっぱり思った通りだな貴様は外側からの攻撃は大丈夫だが、体の中までは鍛えてないようだな! 」


つまりビリーは電気を込めて撃つ方法をやめて強烈な炸裂弾を撃っていたのだ。


シンダラ「くっそー!人間共め!こうなったら逃げさしてもらうぞ! 」


バササッ!


シンダラが翔んで逃げようとすると


ビリー「悪いがチェックメイトだぜ! 」


ゴゴゴッ…!!


ビリーは愛銃に力を込めて構えると


ビリー「『雷撃波動弾(ライオットブラスト)』 」


ドキュンッ!!


そしてシンダラは


シンダラ「ぐええーっ!? 」


シュンッ!そのまま消滅していった。


ビリー「やっぱり俺がNo.1だぜ! 」


恋「…恋。恋は友達を助けるためにデーヴァと戦う。みんなは恋が守ってみせる!次回、『恋の調教術』一刀に会いたい 」

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