87時間目「先輩からの教え」
一刀「フランスに帰ってきたルイはなんとお嬢様!家の中にいると息苦しくなるルイは外に抜け出して偶然一刃に出会う。仲良くする二人だがそこへデーヴァの一人であるハイラが現れて一刃は眠らされた。力は防御のみだと知られているルイは戦うがハイラにバリアを破られてしまい苦戦するも一刃が暴走し、ハイラに少しの隙ができたところに逆転の技を仕掛けるのだった 」
イギリス・ロンドン
とある貴族の宮殿
ここではドラグーンナイツの一人であり、ロイヤルガーディアン(女王護衛部隊)の隊長でもあるエドガー・ロビンが女王の警護をしに来ていた。
女王「ロビン、あなたの活躍には期待していますよ 」
イギリスの女王 エリザビス女王四世
ロビン「女王様からそのような言葉を聞けるなんて私は嬉しゅうございます 」
ロビンの家は先祖代々女王の護衛をつとめているのだ。
隊員「見ろよ隊長だぜ! 」
隊員「地球の平和は隊長にかかってるんだってな 」
ガヤガヤ
ロイヤルガーディアンの隊長であるロビンは隊員からも人気が高かった。
ロビン「騎士たるものいついかなる時に敵が現れるか分からないのだから鍛練をしなくてはな 」
そしてロビンが鍛練をしに中庭に行こうとすると
隊員「隊長!怪しい男が宮殿の裏庭をうろついていたので捕らえました 」
ロビン「怪しい男… 」
この時、ロビンは思った。他のドラグーンナイツに聞いたところデーヴァは人間に化けることができるということを聞いたことがあった。
ロビン「もしやその者は!? 」
ダッ!
ロビンは直ぐ様裏庭に向かっていった。
何故ならロビンはそいつがデーヴァの一人だと思ったからだ。
裏庭
?「放しやがれよ!俺はちょっとこの中を進んだ方が近道だと思ったから進んだだけだっての! 」
ロビンが裏庭に向かっている頃、一人の男が隊員達に囲まれていた。
隊員「嘘つくな!目的は女王の暗殺か泥棒だろうが! 」
隊員「今すぐ牢屋にぶちこんでやるから覚悟しとけよ! 」
グイッ!
隊員達は男の話を聞かずに乱暴に扱うと
?「痛いじゃねぇかこの野郎! 」
ガツンッ!
男は隊員の頭を殴った。
隊員「おのれっ!今のは公務執行妨害だぞ 」
?「ふんっ!口で言ってわからない奴らには体で教えるしかないようだな 」
コキコキンッ!
男は両手を合わせて音を鳴らして臨戦態勢に入ると
隊員「生意気な奴め!返り討ちにしてくれる! 」
ババッ!
隊員達はぞろぞろ集まってきて臨戦態勢をとった。
そしてしばらくして
ロビンが裏庭に着くと
ロビン「何だこれは!? 」
ロビンは驚いた。回りには仲間であるロイヤルガーディアンの兵士達が倒れていてその中央には
?「そっちから売ってきた喧嘩だろうが! 」
男が兵士の襟をつかんで上にあげていた。
これを見たロビンは
ロビン「(あの強さ、鋭い目付き、そしてあの狂暴性、間違いないあいつはデーヴァだ) 」
と誤解していた。
ロビン「そこのお前、雑魚いじめはそこまでにしたらどうだ 」
?「あんっ、誰だよお前? 」
男がロビンに聞くと
ロビン「私はロイヤルガーディアンの隊長、エドガー・ロビンだ。貴様のような邪悪な存在は私が消してくれる! 」
ビシッ!
ロビンが男に言うと
?「何いってるんだよ?俺を消すなんてバカな話は… 」
ロビン「問答無用! 」
シュッ!
ロビンはいきなり男に愛槍『シルフィースピア』を繰り出した。
?「あぶねぇじゃないかよ!売られた喧嘩なら買ってやるぜ! 」
バッ!
男はロビンに飛びかかった。
ロビン「こいっ!私が成敗してくれる! 」
ドカカッ!
そして二人は戦いを始めた。
数時間後
ロビン「やるな貴様ハァハァ 」
?「アンタこそ少しはやるじゃねぇかハァハァ 」
二人は戦いで息を切らすほど疲れていた。
孤狼「アンタの名はロビンだったよな。俺の名は孤狼だよろしくな 」
孤狼が言うと
ロビン「(おかしいぞデーヴァにそんな名前の奴はいなかったはずだが) 」
ロビンが考えていると
隊員「隊長!大変です。宮殿内にデーヴァが現れました 」
ロビン「何だと!?では貴様は一体 」
ビシッ!
ロビンが孤狼を指さすと
孤狼「何だよデーヴァって? 」
学園対抗武道大会終了後、自分がまだまだ未熟だと悟った孤狼はそのまま海外へ修行の旅に出掛けてしまいデーヴァのことを知らない。(ラジオですら持っていかなかった)
ロビン「しまった女王様の命が危ない!? 」
ダッ!
ロビンは直ぐ様女王の部屋に急いだ。
孤狼「おい待てよ!戦いを中途半端で終わらせる気か! 」
孤狼が叫ぶと
ロビン「今は貴様の相手をしている暇はない! 」
ダダッ!
そしてロビンの姿は見えなくなってしまうと
孤狼「おいっお前! 」
隊員「へっ? 」
グイッ!
孤狼は隊員を一人捕まえると
孤狼「デーヴァって何だ?一から教えやがれ!♯ 」
隊員「はっはい!? 」
隊員はびびって孤狼に全てを話した。
その頃、女王の部屋
女王「ひぃっ!? 」
怯えるエリザビス女王の前には
クビラ「チチチッ!世界的に有名な女王の権力を使えばデーヴァが世界支配するのも簡単でちゅ! 」
デーヴァの一人である鼠神クビラが立ちはだかっていた。
女王「ロビンはどこじゃ!私を守りたまえ! 」
クビラ「助けを呼んだところで誰が来るもんかでちゅ!権力を利用しようと思ったけれども考えてみたらこんなオバサンにそんな権力があるはずないでちゅのでさっさと死ぬでちゅよ! 」
ブンッ!
クビラは自分の武器である宝杵を女王に向けた。杵といっても刃付きである。
女王「ひぃっ!? 」
女王のピンチの時
ガラッ!
ロビン「大丈夫ですか女王様! 」
扉を開けてロビンが現れた。
クビラ「貴様はドラグーンナイツ!?ヤバイからさらばさせてもらうでちゅ! 」
シュンッ!
クビラの能力は高速移動。スピードならばデーヴァで一番早いのだ。
ロビン「逃がしはしないぞ! 」
ス〜ッ!
ロビンは気を溜めると
ロビン「超進化 」
ビュゴーッ!
ロビンが言った後、竜巻がロビンを包み込んで中から現れたのは
ジャキンッ!
所々に龍の鱗のある銀の鎧に身を包み、兜は龍の頭部の形、背中には素早く動くための小さな翼が生えたロビンが現れた。
これがロビンの超進化、嵐騎士風龍である。
ロビン「デーヴァめ、逃がしはしないぞ! 」
ギュイーンッ!
ロビンは背中の翼を広げて高速移動を開始した。
クビラ「チチチッ!逃げるが勝ちでちゅよ! 」
デーヴァであるはずのクビラが逃げる理由、それはクビラがデーヴァの中でも弱いからである。(実力的にはサンチラより下)
なのでクビラはサンチラを倒したロビンの相手をするわけにはいかなかったのだ。
クビラ「俺は逃げ足だけなら誰にも負けないでちゅ! 」
クビラが笑いながら走っていると
ドグボッ!!
クビラ「ぐへっ! 」
突然どこからか来た攻撃を食らってしまった。
クビラ「今攻撃したのは誰でちゅか! 」
クビラが怒ると
孤狼「俺だよネズ公 」
バンッ
柱の後ろから孤狼が現れた。
孤狼「お前のせいでせっかくの喧嘩が中断しちまったんだ。この落とし前はつけさせてもらうぜ!♯ 」
ゴゴゴッ…!!
孤狼は戦いを邪魔されてすごく怒っていた。
クビラ「このデーヴァであるクビラ様に出会うとは運のない奴め!あの世で後悔するでちゅよ! 」
バッ!
クビラは孤狼に飛びかかっていった。だが孤狼の実力は読者の知るように
孤狼「邪魔なんだよお前はよう!♯ 」
ドグボッ!!
クビラ「ぐへっ! 」
孤狼の右ストレートをクビラはもろに食らってしまった。
そしてぶっ飛ばされたクビラが飛んでいった先には
ロビン「あれはクビラ! 」
ロビンが駆け出していた。
ロビン「『一角獣の突進』! 」
ダダダッ!
ロビンは槍を構えながら走ってくると
ドンッ!
クビラに激突した。
クビラ「俺って何しに現れたんでちゅか? 」
シュンッ!
そしてクビラは宝杵を残して消えていった。
女王の部屋
女王「ロビン、あなたには失望しましたよ!大事な時に警備をサボって戦闘するなんてバカらしいですわ 」
ロビン「申し訳ありません女王様! 」
ロビンが女王に謝っていると
孤狼「おい女王、こいつは一番にお前を助けに来たんだぜ礼の一つも言ったらどうだよ! 」
女王に対して失礼な態度をとる孤狼
ロビン「バカか貴様は!今ならまだ間に合うからさっさと謝れ! 」
孤狼「やだね!どうしても俺を謝らせたかったら俺に勝つことだな! 」
その提案にロビンは
ロビン「良いだろう!勝負してやるから覚悟しとけよ! 」
そして二人は裏庭に向かっていった。
孤狼「(作戦成功♪これでまた戦えるぜ♪) 」
戦い好きの孤狼にとっては嬉しい限りであった。
孤狼「(ホントなら俺もデーヴァとの戦いに参戦すべきかもしれないがまだ修行が終わってないからな。それまで何とか勝ってくれよ一刀!) 」
グッ!
孤狼は右腕を挙げて遠くから一刀にエールを送るのだった。
雫「雫なの♪せっかくだからダーリン(要らないおまけ付き)とニュージーランドにやって来たなの♪だけどそこにデーヴァが現れて…次回、『一刀ドッキリ!雫の色気作戦』ダーリンが言うのなら特別におっぱい見せてもいいのなの♪ 」