80時間目「竜宮神殿での修行」
一刀「デーヴァ達が現れたことにより地球に危機が訪れた。しかしデーヴァはすぐには攻めず人間達に3日の猶予を与えたのだった。そしてそれまでの間、人類は世界中から戦士達を集めるのだった 」
復活した十二神将を倒すためフランチェスカ学園に龍神騎士団と呼ばれる11人の戦士達が集結した。
そして現在彼らは
ビリー「誰か100円貸してくれないか?日本についたばかりでドルしかないんだ 」
一刀「仕方ないな、ほらよっ100円だ 」
ポイッ
一刀が100円を渡すと
ビリー「センキュー!今から俺とアンタはベストフレンドだ! 」
ギュッ!
一刀に必要以上にスキンシップをしてくるアメリカ人ビリー・ザ・キッド
レイ「お前が北郷か、学園対抗武道大会の活躍は素晴らしきものだったぞ。だが、少しばかり甘いところがあるな 」
中国のカンフー少女、チャン・レイ(胸は凪くらい)
ルイ「あのぅ… 」
焔「何か用かよ 」
ギロリッ
ルイ「いいえ、別に… 」
フランスのおとなしい少女、フランソワーズ・ルイ(胸は朱里くらい)
ロビン「さてみんな、ここに集まったということはあれが見えたようだな 」
最年長なのかリーダーシップを取りたがるイギリスのロイヤルガーディアン(女王護衛部隊)隊長、エドガー・ロビン
イワン「んなもんわかってるんだよ!それにしても来てみれば男ばかりで女は洗濯板ばかりじゃないかよ!つまらねぇな! 」
ロシアのレスリングチャンピオン、イワン・ボルコフ(通称マッチョ男の麗羽)
イワンが言うと
雫「失礼ね!他はともかくなんで私が洗濯板なのなのよ!♯ 」
ぷるんっ
恋「…恋も胸ある 」
ぷるんっ
イワンに胸のことをバカにされて胸を見せる二人(もちろん下着着用)
桃香「私だって胸あるもん! 」
ぐいっ
桃香も胸を見せつけようとすると
愛紗「姉上、少しは自重してください! 」
ガバッ!
桃香は愛紗に押さえつけられた。
カタカタッ
アルベルト「この場には馬鹿がいるようだな 」
と、パソコンにデータを打ち込むドイツの誇るIQ300の天才軍師ブロッケン・アルベルト
蒼魔「こんなメンバーで大丈夫かよ!? 」
蒼魔が心配するのも無理もなかった。見た感じほとんどの人が弱い感じがしてこれから一緒に戦うというのにチームワークを全く感じなかったからだ。
一刀「まぁ、なんとかなるだろうよ一応ここにいるみんなは教授の後ろにいたあれを見ることができるんだしな 」
一刀の言う通り、この場にいる人達は愛紗や春蘭が見えなかった教授の後ろにいた龍を見ることができたのだ。外見はどうあれ戦闘能力はあるといえよう。
ビリー「ところで集まったのはいいがこれからどうする? 」
ビリーの質問に
イワン「決まってるじゃねぇか馬鹿かお前は!3日といわず奇襲して出っ歯を襲うんだよ! 」
ロビン「デーヴァだ馬鹿者め!奇襲戦法なんて卑怯者のすることだ戦士として恥ずかしくないのか! 」
イワン「何だと馬鹿って言う奴が馬鹿なんだぜ!♯ 」
ならば最初に言ったあんたこそ馬鹿である。
アルベルト「待ってくれ!僕の計算によると奇襲するにしてもしないにしても今のままではデーヴァに勝ち目がない! 」
ルイ「どうしてわかるの?… 」
アルベルト「それはこれを見ればわかるさ 」
スッ
そしてアルベルトは一枚のグラフを見せた。
アルベルト「僕らの力を数値化すると合計しても約1500、だがやつら一人の強さは約2000近く、この結果から今のままじゃどうしても敵わないのさ 」
その結果に全員が驚いたが
レイ「一つ聞く、個人の数値を教えてくれ!そして一番数値が高い者が我らを引率していった方がいいだろう 」
焔「早い話がリーダーを決めるわけか 」
アルベルト「僕は別に構わないがみんなもそれでいいか? 」
イワン「構わないぜ!どうせ俺が一番強いんだからな! 」
ルイ「(こくりっ) 」
ロビン「意義なし 」
一刀「それで構わないぜ 」
みんなから了承を得ると
アルベルト「わかった。では発表する。北郷一刀、188。日高焔、175。氷室蒼魔、170。呂布恋、168。水上雫、150。ビリー・ザ・キッド、165。エドガー・ロビン、180。チャン・レイ、152。イワン・ボルコフ、57。フランソワーズ・ルイ、5。そしてブロッケン・アルベルト、145。以上だ 」
ちなみに140以上ですでに超人レベルであり、並みの人間が10近く、プロ選手で100近くなのだ。
並べかえると
一刀、ロビン、焔、蒼魔、恋、ビリー、レイ、雫、アルベルト、イワン、ルイの順である。
この結果を聞いたイワンは
イワン「ふざけるなよ!なんで俺がビリツーなんだよ!しかも女に負けるなんてなめるなよ!♯ 」
結果に納得がいかなかった。
ビリー「落ち着けよデカ男、それが全てなんだよ 」
ロビン「往生際が悪いぞ! 」
イワン「だまれだまれ!こうなったら一番強いと言われたこいつをぶっとばして俺が一番になってやるぜ!♯ 」
ブォンッ!
イワンは一刀に渾身の拳を繰り出した。
だが
サッ
一刀「頭に血が上りすぎだぜ 」
一刀はその拳を軽く避けた。
イワン「だまれだまれ! 」
ブォンッブォンッ!!
イワンは逆上して一刀に攻撃を仕掛けるが全てかすりもしなかった。
アルベルト「馬鹿はほっておいて、僕らのリーダーは北郷でよろしいですね? 」
レイ「意義なし 」
ロビン「仕方ないな 」
雫「ダーリンに決定♪ 」
一刀がイワンと争っているうちにリーダーは一刀に決まった。
ビリー「それよりどうするんだよデーヴァが来るのは3日後だろ、時間が足りないからどうするんだ? 」
ビリーの言う通り、あと3日でデーヴァが攻めてくる。一刀達が今から修行しても精々数値が10上がるのがやっとであり時間が無さすぎるのだ。
そのことで一刀も悩んでいたが
ピキンッ!
あることを思い出した。
イワン「こなくそがー! 」
ブォンッ!
それと同時にイワンが拳を繰り出すが
パシッ!
一刀は繰り出された拳を軽く受け止めると
一刀「竜宮神殿があったじゃないか! 」
突然叫びだした。
焔「なんだよ北郷、突然叫びやがって!? 」
ロビン「さっき確か竜宮神殿と言ったが 」
アルベルト「興味深いね、是非教えてよ 」
すると一刀は
一刀「簡単に言うと短い時間で数日鍛えられる場所だ。連れていくから俺につかまってくれ 」
たしかに竜宮神殿ならば10日いても地球では一時間しか経たない。つまり地球では3日経つ間でも竜宮神殿ならば720日(約二年)も修行できるのだ。
一刀から竜宮神殿の話を聞いたみんなは
蒼魔「面白い、俺は行くぜ! 」
焔「貴様がそこで強くなったのならば俺もそこで強くならなくてはな 」
雫「雫はダーリンの指示に従いますなの〜♪ 」
恋「…恋も行く 」
ビリー「俺はベストフレンドを信じるぜ! 」
アルベルト「竜宮神殿か、研究にもってこいの場所だね 」
ロビン「今ここでじたばたするよりはましだろう 」
レイ「あなたを信じよう 」
ルイ「(こくりっ) 」
イワン「ちっ!みんなが行くなら仕方がないな。俺様もついていってやるよ! 」
一人余計だが結局全員向かうことに決めた。
一刀「じゃあ、俺の体につかまってくれ。いくぜ! 」
ゴォッ!
一刀は聖騎士光龍になって瞬間移動で竜宮神殿に向かおうとすると
桃香「一刀くん、待って! 」
桃香に呼び止められた。
桃香「どこかに行くなら私も行くもん! 」
蓮華「もちろん私もだ! 」
月「へぅ、私も 」
華琳「この私を置いていくなんてことはないわよね? 」
どうしてもついてこようとする桃香達に
一刀「何を言うんだ!遊びとか観光じゃないんだぞ!地球の未来がかかってるんだからな! 」
ビシッ
一刀は珍しく厳しく言うが
華琳「連れていかないのならこの間の映画のヒロインの正体(73話参照)をマスコミに… 」
一刀「置いていくわけないだろう 」
ズコッ
態度を百八十度変える一刀だった。
一刀「では改めまして、いくぜ! 」
ゴォッ!
一刀は聖騎士光龍に姿を変えると
一刀「目標、竜宮神殿!行くぜ! 」
シュパンッ!
一刀達は竜宮神殿へと瞬間移動していった。
竜宮神殿
パンッ
なんとか無事に竜宮神殿にたどり着いた一刀達は
一刀「おーい!白竜、いろいろと聞きたいことがあるんだよ! 」
一刀は白竜に聞こえるように叫ぶが
シーン
誰も返事を返さなかった。
雫「雫なの〜♪ダーリンと一緒に修行できると思ったのにお邪魔虫(桃香達)がたくさんいて困っちゃうの〜!でもダーリンと焔以外にもたくさんの龍がいたんだねそれは驚いたなの!?次回、『それぞれの龍』絶対にダーリンと二人っきりになれるチャンスを掴んでやるのなの〜♪ 」