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78時間目「新たなる敵、十二神将(デーヴァ)」

一刀「俺達が年越しパーティーをしている頃、父さんと母さんはドームにて同窓会を開いていた。そこには俺も知らなかったが桃香や華琳、月などの親がいた。そして父さんが昔のライバルと会話しているとひとつの言葉、十二神将(デーヴァ)が出てきた。一方その頃、東京の地下街では… 」

世間ではあと数分で新年を迎える頃、東京の地下街では


麗羽「ほら斗詩、もっと力を込めなさいな!猪々子、サボるんじゃありません 」


麗羽達が必死に穴堀りをしていた。


斗詩「麗羽様〜、指示ばかりしてないで少しは手伝ってくださいよ! 」


猪々子「アタイ達だけにやらせないでよ! 」


二人が文句を言うと


麗羽「何を言ってますの?わたくしが鶴嘴(つるはし)やスコップを握ればわたくしの白魚のような手が汚れてしまうではありませんか、それにわたくしはあなた達がくたばらないよう応援してあげてますのよ 」


麗羽が言うと


斗詩「そんなこと言っちゃってホントはサボりたいだけなのにね(ひそひそ) 」



猪々子「そんでもってアタイ達が宝を見つけても絶対奪う気でいるんだからな(ひそひそ) 」


ひそひそと愚痴を言う二人に


麗羽「お黙りなさい!♯愚痴をこぼす暇があるなら手を動かしなさい!♯ 」


怒鳴る麗羽だった。


そして新年まであと10分と迫ったとき


ボコッ!


猪々子「麗羽様、壁掘ってたら何か古い壺を見つけましたけど 」


麗羽「なんですって!?わたくしにその壺を見せなさい! 」


スッ


麗羽は穴の空いた壁の中に入ると


ドロロ〜ン


中には鬼の顔の不気味な古い壺があった。


麗羽「ついにお宝を見つけましたわよ!早速開けますわ、この張り紙が邪魔ですわね 」


ビリッ!


麗羽が壺に貼ってあった張り紙を剥がした瞬間


ブシューッ!!


壺の中から黒い煙が噴き出してきた。


猪々子「麗羽様、なんなんですかこれは!? 」


斗詩「私達何かいけないことをしたんじゃ!? 」


くるっ


二人は麗羽の方を見るが、すでに麗羽の姿はなく


麗羽「おーほっほっほっ!わたくしは何も知りませんわ! 」


ピューッ!!


入り口へと猛スピードで逃げ出す麗羽だった。


猪々子「麗羽様、待ってくださいよー!? 」


斗詩「一人で逃げちゃうなんてずるいです〜!? 」


ピューッ!!


そして猪々子と斗詩も逃げていった。


三人が逃げたあと、煙が晴れてその場にいたのは十二匹の獣の化け物だった。


?「ようやく封印が解けたようだな 」


?「待ちくたびれたでチュ 」


?「ここではすでに数十年の時が経っているなり 」



?「忌々しい人間め!神である我々を封印するなんて許さんッキー♯ 」


?「では早速我々を封印した人間に復讐しようではないか 」


?「賛成だぜ 」


?「ボガボガァー! 」


そして新年開始まであと5分の時


東京ロイヤルドーム


ガランッ


静蓮「遅れちゃってごめんなさいね 」


蓮華の母である静蓮がギリギリになってやって来た。


切刃「お仕事大変ね 」


静蓮「そうなのよ、おまけにうちには怠け者の長女(雪蓮)がいるから大変よ 」


そんな世間話をしている頃、ドームの上空では


?「この場所に我らを封印した憎き翠川優刀達がいるというのだな 」


?「間違いないメー 」


?「ではそろそろ始めるとするか 」


スッ スッ スッ


怪物達はバラバラに散って六亡星(三角形と逆三角形を重ねた形)の配置につくと


?『六亡封印陣 』


カッ


東京ロイヤルドームに封印術をかけた。


ドーム内


優刀「んっ!? 」


外の異変に優刀がいち早く気付いた。


切刃「どうしたのあなた? 」


優刀「嫌な気を感じるんだ。ってこの気は確か!?みんな、早くドームから出るんだ! 」


優刀はドーム内に聞こえるように叫ぶが


シュンッ


間に合わず、封印が完了してしまった。


優刀「しまった!?まさか奴らが復活するなんて、だが私が動けなくてもあとは任せたぞ一刀… 」


カチンッ


カチンコチンッ!


そしてドームの扉は封鎖され、優刀達は石になってしまった。


その頃、フランチェスカ学園では


全員『9・8・7・6… 』


のんきに新年のカウントダウンが始まっていた。


そして


全員『3・2・1・0!ハッピーニューイヤー! 』


めでたく新年を迎えた。


…かに、思えたが


一刀「あれっ? 」


桃香「一刀くん、どうしたの? 」


一刀「おかしいんだよ。俺のデジタル時計が11:59:59(11時59分59秒)で止まってるんだ 」


桃香「ホントだ。私の時計も止まってる 」


華琳「私の時計もよ 」


蓮華「私のもだ 」


なんと会場にいた全員の時計が止まっていた。


と、その時


ブォンッ!


テレビの電源が勝手につくと


?「人間共よよく聞け!我らの名は十二神将(デーヴァ)なり、この世は全て神である我々が支配する。我が名は馬神・インダラ 」



?「同じく鼠神・クビラ 」


?「同じく牛神・バサラ 」


?「同じく虎神・メキラ 」


?「同じく兎神・アンチラ 」


?「同じく龍神・アジラ 」


?「同じく蛇神・サンチラ 」


?「同じく羊神・ハイラ 」


?「同じく猿神・マコラ 」


?「同じく鳥神・シンダラ 」


?「同じく戌神・ショウトラ 」


?「ボガボガァー!(同じく猪神・ビカラ) 」


そこにはそれぞれの獣の姿をした化け物がいた。


インダラ「人間共、神に従うがよい! 」


新たなる戦いの幕開けであった。


桃香「桃香です。新年を迎える前に大変なことが起きちゃったよ〜!?でもデーヴァはすぐに人類を殺すかと思いきや3日の猶予をくれたんだ。(案外いい人かも?)そして校庭にはデーヴァを倒すべく仲間が世界中から集まってくれたんだ。次回、『結成!龍神騎士団(ドラグーンナイツ)』うちのお母さん大丈夫かな? 」

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