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74時間目「一刀、記憶喪失になる」

一刀「華琳の父親の提案で映画を撮ることになった俺達、しかし主演となった俺は無理矢理女装をさせられてしまう。そして無事に撮影が終わり、公開数日後女装した俺を探しにたくさんの人が学園に押し寄せてくるのであった 」

ダダッ…


一刀「くっそー!まさか目覚ましが壊れて寝坊するなんて、やっぱり昨日の夜遅くまで深夜番組見るんじゃなかったぜ遅刻しちまう! 」


一刀は遅刻を何とか避けるために猛スピードで走っていると


ビュンッ!


女「きゃっ/// 」


ひらりっ


一刀「うほっ/// 」


女の人とすれ違って一刀が走っていたことにより舞い上がったスカートの中を一刀が覗いたとき


カツンッ


一刀「えっ 」


一刀は石に躓いて(つまずいて)しまい、そして


ププーッ!


一刀「うわーっ!? 」


ドガチャーンッ!


歩道に出てしまった一刀は頭からトラックに衝突してしまった。


ガチャリッ


運転手「大変だ、人をはねちまった!? 」


運転手があわてて降りてくる。普通ならば即死のはずだが


一刀「う〜ん… 」


日頃鍛え、愛紗や華琳達にボコボコにされ慣れている一刀にとって今さらへでもなかった。


運転手「どうやら生きているらしいが大丈夫か 」


運転手が一刀に聞いてみると


一刀「ここはどこ?僕は誰? 」


一刀は記憶喪失になっていた。


そして数時間後、フランチェスカ学園


卑弥呼「北郷は遅刻であるな 」


一刀は遅刻扱いになってしまった。


及川「カズピー昨日夜中までテレビ見とったからな絶対寝坊やで 」


及川達がそんな話をしていると


ガラリッ


教室の扉が開いて


警察官「あのぅ、すみません… 」


警察官が顔を出してきた。


卑弥呼「何ですかのう? 」


ヌッ


そして卑弥呼がいきなり警察官に顔を出すと


警察官「わーっ!?怪物だーっ 」


ドキュドキュンッ!


警察官は卑弥呼にむかっていきなり発砲してきた。


卑弥呼「いきなり何をするんじゃ♯ 」


ガツンッ!


そして卑弥呼が警察官を殴ると


警察官「すみません、いきなり恐ろしいものが現れたのでつい… 」


気持ちはわかるかもしれないがやりすぎである。


卑弥呼「それで警察官が何の用じゃ? 」


卑弥呼が本題を聞くと


警察官「そうでした!?あのぅ、御宅の学園に北郷一刀という生徒はいますか? 」


卑弥呼「北郷ならうちの生徒じゃが、何かあったのか? 」


卑弥呼が聞くと


及川「まさかカズピーの奴、女子校を荒らしたんか!?それとも銭湯の女湯を覗いたんか!?それとも… 」


警察官「違いますよ。実は… 」


警察官が最後まで言おうとすると


一刀「お巡りさん、ここはどこですか? 」


ひょこっ


警察官の後ろから一刀が出てきた。


卑弥呼「なんじゃ北郷、遅刻じゃぞ 」


ヌッ


そして卑弥呼が一刀の前に顔を出すと


一刀「うわーっ!?化け物だーっ!? 」


ズザザーッ


一刀は後ずさりをしていった。


卑弥呼「化け物じゃと… 」


見ず知らずの警察官ならともかく教え子の一刀にまで化け物呼ばわりされてさすがの卑弥呼もショックを受けていた。


卑弥呼「今日は我輩の心が傷ついたので自習とする 」


そしてまた、授業がつぶれた漢組であった。


及川「カズピー何だかわからへんけどナイスやで! 」


ポンッ


及川が一刀の肩に手を置くと


一刀「カズピー?それが僕の名前なんですか? 」


及川「僕?何言ってんねんカズピー、いつも俺って言ってるやんけ気持ち悪いで 」


一刀「そうなんですか? 」


そんな一刀を不思議に思ったが


華佗「もしかして一刀、お前… 」


華佗が一刀の異変に気づいた。


数分後


男子全員『記憶喪失〜!? 』


華佗「あぁ、一刀の症状からして間違いないだろうな 」


左慈「それでもとに戻す方法はないのか? 」


華佗「記憶喪失を失った原因と同じくらいのショックを与えればいいはずなのだが、一刀がどんなショックをうけたのかがわからないからな 」


さすがの華佗もまさかトラックに衝突したなんてわかるはずがなかった。


及川「まてよ、今のカズピーはもはや伝えれば鵜呑みにするような存在、ということは… 」


スッ


及川は一刀の前に立つと



及川「カズピー!アンタはイケメン王子こと、及川祐様の子分やったんや!それはもう忠義な態度で… 」



及川はでたらめを言いまくるが


一刀「すみません。どうも僕の記憶にはそんな思い出はないような気がするんですが 」


そういうことは覚えている一刀だった。


左慈「安心しろ、こいつが言ったことはすべて嘘だ 」


于吉「ホントは私と左慈の恋のキューピッド… 」


ドグボッ!!


左慈「テメェも記憶喪失になっちまえ!♯ 」


于吉「たとえそうなっても左慈のことは絶対忘れませんからね。ゲフンッ 」


華佗「やれやれ 」


そして一刀が記憶喪失になったということは学園中に広まっていった。


漢組


桃香「一刀くん、記録喪失になったってホントなの!? 」


華佗「桃香、記録(きろく)喪失じゃなくて記憶(きおく)喪失だからな 」


一刀「えぇと、君は? 」


一刀が聞くと


桃香「私の名前は桃香だよ!一刀くんホントに私のこと忘れちゃったの!? 」


一刀「そのようなんだ。ごめんなさい 」


一刀が謝ると


桃香「一刀くん、私のことが大好きですって言ったことも、私と結婚式を挙げますって言ったことも忘れちゃったの!? 」


一刀「う…うん 」


※桃香の言っていることは嘘です。


桃香「じゃあ、私のおっぱい見ちゃったことも! 」



一刀「君のおっぱい… 」


モワ〜


一刀が妄想しようとすると


愛紗「姉上の変な姿を想像するでない!♯ 」


バキンッ!


一刀は愛紗に殴られた。※ちなみにホントに一刀は桃香のおっぱいを目撃しています。


そしてその後も


剣崎「一刀は私の彼氏になるって言ったよ! 」


剣崎美紀…夏に転校してきた一刀の幼なじみ。確かに約束はしたが一刀は話を聞いていなかったため本人は彼女のつもりである。


桂花「あんたなんて全身精液男よ! 」


霞「アンタはなかなか面白い奴やったで♪ 」


ここで一刀がみんなの話を整理してみると


一刀「えぇと、つまり僕の名前は北郷一刀で、学園のほぼ全員を彼女にしていて、面白い全身精液へぼ会長バカチ〇コ男でエッチな男であると… 」


みんなの意見を繋げるとそうなってしまった。


華佗「落ち着け一刀、ほとんどが嘘だからな 」


そして華佗に言われた一刀は


一刀「あぁもうっ!さっきから君達の言っていることは嘘ばかり、僕は誰の意見を信じればいいんだ!? 」



ダッ!


そして一刀は教室を飛び出していった。


桃香「待ってよ一刀くん 」


華琳「止まりなさいよ一刀 」


蓮華「一刀 」


ドドドーッ!!


そしてみんなは一刀のあとを追う


一刀「嫌だ!嫌だ!もう嘘だらけの情報なんてうんざりだ! 」


ダダダッ!


一刀は夢中で屋上に向かう階段を駆け上がる。


月「あの〜、確か屋上は改装工事中で立入禁止だったのでは? 」


全員『あっ!? 』


今ごろ全員がそのことに気づいた。


華琳「一刀止まりなさい! 」


蓮華「その先は立入禁止よ! 」


みんなは必死に叫ぶが


一刀「嘘だ〜!! 」


一刀は聞く耳をもっていなかった。


そしてついに


ガチャリッ


一刀が屋上の扉を開けて進もうとすると


スカッ


足元に地面はなく


ひゅーーっ!


一刀「うわーっ!? 」


一刀はそのまま落下していった。(ちなみにフランチェスカ学園は四階建てである)


華琳「一刀!? 」


蓮華「遅かったか 」


華琳達が屋上にたどり着いた時には


ズッシーーンッ!!


一刀は頭から地面に激突していた。


月「一刀さん!? 」


桃香「一刀くん!? 」


トタターッ!


そして桃香達が落下した一刀に近寄ると


一刀「う〜ん、いたた… 」


一刀が目を覚まし、


一刀「ここは学園じゃないか俺はいつたどり着いたんだ!? 」


記憶喪失が治っていた。



桃香「よかった記録喪失が治ったんだね 」


華琳「桃香、記憶喪失よ 」


ダダッ!


そして華佗が一刀に近寄ると


華佗「そういえば一刀、最後に見たものを覚えているか? 」


華佗が後述のためにどれ程のショックで記憶喪失になったのかを聞いてみると


一刀「確か…トラックに頭から衝突して… 」


普通の人間ならば即死である。


一刀「その前にパンテ… 」


一刀が最後まで言おうとすると


桃香・華琳・蓮華・月『パンテ…!♯ 』


そこには桃香達が凶器を持って睨んでいた。


恐らく一刀が見たものが何なのかわかったのだろう。


華琳「一刀、あなたは最後に何を見たのかしら?♯ 」


蓮華「そんなものに気をとられて記憶喪失になるなんてね♯ 」


桃香「私達すっごく心配したのに〜♯ 」


そして一刀は


一刀「パンティングを見たんだよ!? 」


誤魔化すことにしたが


華琳「誤魔化されると思ってるの♯ 」


蓮華「一刀のバカー!♯ 」


桃香「そもそもパンティングって何ですか!♯ 」


ドガバキッ!


一刀「ぎゃーっ! 」


桃香達にボコられてしまう一刀だった。


そして後日、


一刀「ここはどこ?僕は誰? 」


ボコられすぎたショックで再び記憶喪失になる一刀だった。


麗羽「おーほっほっほ!わたくしは誇り高き袁家の麗羽ですわよ。今日はクリスマスの日、学園の皆さんを呼んでうちで豪華パーティーを開きますわよ。ブ男さんはどうするかって?あんなブ男をうちに入れるわけが…いやまてよ、いいことを考えましたわよ!次回、『壮絶クリスマスパーティー』おーほっほっほ!ブ男さん覚悟しなさい 」

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